povo2.0とIIJmio、楽天モバイルの3つを使う方法
今までは、povo2.0とIIJmioという組み合わせを基に、楽天モバイルとIIJmioの組み合わせ、またはpovo2.0 と楽天モバイルの組み合わせも可能というお話をしてきました。
さてここからは、povo2.0 の「5分以内通話かけ放題」を利用し、データー通信をさらに安くするためにIIJmioを利用する、そして長電話もしたいから楽天モバイルのRakuten Linkを利用する、といった3つの通信プランを利用したいという状況のおはなしです。
そこで3つのSIMを利用する前に、やはり役割分担を明確にします今回は、メイン通話回線をpovo2.0 とし、データー通信はIIJmiのe-SIM、楽天モバイルはサブ回線とします。
モバイルWiFiルーターを使う
先述した通りOPPO Reno 5A は、e-SIMの利用とSIMカードスロットが2つ準備されている端末です。このような端末であれば、わざわざモバイルWiFiルーターを利用する必要はありません。
ただし、このようにSIMが3つも利用できる端末はそうそうあるものではありません。現在のデュアルSIMスマホは、大体がe-SIM機能とSIMカードスロット1つの組み合わせ、あるいはSIMカードスロット2つです。
OPPO Reno 5A もそうですが、SIMカードスロットが2つあったとしても、どちらか一方のスロットは、SDカード等と共有になっています。そのためSIMカードで2つともスロットを利用してしまうと、SDカード等によるストレージの拡充は利用できなくなります。
そこでモバイルWiFiルーターを利用します。
モバイルWiFiルーターを利用した場合のIIJmioのデーター通信は、残念ながらe-SIMを利用するのではなく、料金は多少上がりますがSIMカードを利用します。
理由は、モバイルWiFiルーターにはデーター通信用のSIMを利用します。モバイルWiFiルーターには、e-SIMに対応している端末機種はまだ無いからです。
そしてスマホ本体にはpovo2.0 か楽天モバイルのいずれかを、e-SIMとSIMカードで利用するようにします。今回はpovo2.0 がメイン回線であるため、povo2.0でe-SIMを利用します。
povo2.0 でe-SIMを利用する理由は、メイン回線である電話番号をMNPを利用して乗り換える時にe-SIMを利用すると、その場でpovo2.0への乗り換えが完了し、すぐにpovo2.0 が利用できるからです。
一方サブ回線の方は、楽天モバイルの方が良いと思われます。
理由は、私が実際に利用してみて、povo2.0 はe-SIMで利用しても通信が安定しています。しかし楽天モバイルをe-SIMで利用した場合、通話ができないということではありませんが端末とe-SIMの状態が安定しなかったことがありました。
その後、楽天モバイルをSIMカードに変更したところ、端末とSIMとの状態は安定したと言うことが2度ほどありました。
と、言うことでこの3つの組み合わせと利用方法は、ある意味最強ですね。
モバイルWiFiルーターを利用する上での注意点
モバイルWiFiルーターを利用する上での要注意点が一点だけあります。それはモバイルWiFiルーターを、置き忘れたり紛失しないことです。外出時にスマホをよく家に忘れたり、また出先でもよく忘れる方は本当に要注意です。
モバイルWifiルーターを忘れると、基本的にはデーター通信はできません。そのためデーター通信を行うためにpovo2.0からデーター量を購入したり、楽天モバイルのデーター量を利用したりすることになるでしょう。
これではせっかく通信料を安くするためにモバイルルーターを利用した意味がなくなります。
そして置き忘れの延長上にあるのが、紛失です。モバイルWiFiルーターは、基本音を発したりバイブレーター機能が備わっていたりはしません。せいぜいスマホとモバイルWifiルーターとの接続ができているか否かで自分の近くにモバイルWifiルーターがあることを確認できるのみです。
モバイルWiFiルーターのみの紛失であればまだよいのです。中にSIMカードが入っている場合は、SIMカードの契約解除が必要になります。
また最悪の場合、気が付くまで他人に利用される可能性もあります。
モバイルWiFiルーターを利用するのであれば、置き忘れ・紛失に十分注意をしてください。
povo2.0とMVNOと楽天を組み合せて最強のスマホプランを紹介
今回は、「スマホの月額料金をいかに安く済ませるか」と、言う観点から20GBのデーター量を利用するお話を進めてまいりました。
しかし今回のお話は、20GBのデーター量を利用する場合だけでなく、3GBや8GBなどのデーター量を利用する場合においても十分当てはまります。
1社のみのプランでは、安くすることははっきり言って限界があります。現在は大手キャリアだけでなく、様々な通信会社があります。
料金以外にもそれぞれの通信会社の良い部分を使いこなす時代でもあります。
今回のパターン以外にもいろいろな通信会社のプランを組み合せて、より安く自分に合った利用方法ができるプランを自分で作ってみるのも、案外楽しいかもしれませんね。