知らないあなたは損をしているMVNOのシェアの使い道とお薦め3社

格安SIM MVNO

こんにちは!西北院です。

今回は、複数のモバイルガジェットを利用している方に、お得なアドバイスです。

あなたは、「スマホのデーター量をシェアする。」、あるいは、「ギガをシェアする。」と、言ったことを耳にされたことがあるでしょう。

多くの格安SIM(この後MVNOと表記)で実施されている「スマホのデーター量をシェアする。」のは、その月に余ったデーター量を足りない人に分けてあげるシェアです。

この場合の大部分のシェアは、家族間のみが対象になります。

もう一つのデーターシェアは、家族みんなで月々に使用するデーター容量の合計を見込みで契約し、そのデーター量を家族それぞれでシェア(分配)するものです。

但し、事前にデーター量を配るのではなく、使った分のデーター量が結果的にシェアしたデーター量となるのです。

今回は、後者の「家族でデーター容量をシャアする。」シェアを活用して、通信状況と料金を確立する方法をお話します。

また、複数にデーターをシェアできるおススメのMVNOを紹介します。

尚、表記の金額は、税込表示がない場合はすべて税別の料金です。

データーシェアで通信料金を安くするプランに該当しない場合

もし、あなたが、WiMAX、SoftBankのモバイルルーター、クラウドWi-Fiのような、既製モバイルルーターを利用しているのであれば、今回のお話は該当しません。

なぜなら、既製のモバイルルーターを使用することにより、すでにデーター量(ギガ)がそこからシェアされているからです。

ここでのお話は、これからデーター量をシェアしていく上での契約に向けてのお話になります。

そして、モバイルガジェットがスマホ1台の場合の方も今回のお話には該当しません。少なくとも、モバイルガジェットを2台以上持っている方向けのお話です。

理由は、モバイル通信機器が1台しかないのに、2つ以上のSIMカードを契約する必要はないですものね。

しかし、既製のモバイルルーターをお持ちの方も、モバイルガジェット1台の方も、参考までにご覧になってください。

家族間のデーターシェアを一人で使う

今回利用するプランは、家族でデーターシェアをするプランを、家族でシェアとして利用するのではなく、あなたのスマホとモバイルルーター間でシェアをして利用します。

まずは、ご自身の状況把握からです。

あなたの利用データー量と、月々の通信料金を把握する

まず最初に、あなたが自分で使用している月々のデーター量を把握してください。「だいたいいつもこんなぐらい。」で大丈夫です。

多く見込む必要はありません。ありのままで結構です。

もし、利用している通信会社のお客様ページをご覧になることができれば、そこからでも解かるでしょう。

また、月々の通信料金も、お客様ページから確認することができます。

この2点は、これから利用するMVNOと、それに伴う使用データー量(ギガ)とその月々の料金を決定するために必要です。

月々のデーター量と料金からプランを選ぶ

プランを選択する前に、候補として挙げられるMVNOを選択しなければなりません。

候補とするMVNOは、この後お薦めのMVNOとして紹介いたします。まずはプランの検討方法をお話します。

回線毎の契約よりもシェア契約の方が安い

例えば、月々のあなたのデーターの合計使用量が、スマホとタブレット、あるいはモバイルルーターの2台で平均20GBだったとします。人によると「えっ!そんなに使うの」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

または、月々のデーター使用量が6GBでも大丈夫です。通信機器を2台以上利用されていればO.K.です。

この場合、タブレットはデーターSIMの20GBで契約します。スマホは音声通話主体なのでデーター量を1GBの契約とします。

データーSIMの契約と、音声通話SIMの契約を個々に契約すると2回線の契約になります。月々の料金は、2回線の合計金額になります。

例えば、ショッピングセンターやスパーマーケットで有名なイオンモバイルの料金を例にとって見ましょう。

イオンモバイルから引用

使用データー量を20GBとした場合を見てみます。

音声通話プランの契約を1GBとします。契約料金は1,280円/月です。データーSIMの契約を20GBとします。契約料金は3,980円/月になります。

この2つの契約を合計すると、5,260円/月になります。

しかし、シェアを利用したシェア音声20GBプランの場合4,980円/月になります。その差、280円/月です

データー上限を6GBとした場合も、データーSIMの契約を6GBで1,480円/月、音声通話を1GBで1,280円/月とした場合、合計で2,760円/月となります。

しかし、シェア音声6GBプランを契約した場合、2,280円/月の料金になります。その差、480円/月です。

金額の違いは利用台数による

今回一例でご説明したパターンは、通信機器2台利用した場合です。

しかし、利用機器を3台以上にした場合、料金の差は大きくなっていきます。

例えば、スマホの利用とタブレットを2台(AndroidとISO)の利用をしたとすると、この場合3台目以降の通信料金はシェアプランの中に組み込まれます。

概ね3台目以降の機器にかかる金額は、SIM利用料として0円~400円ぐらいの金額が掛かる程度です。(MVNOによって金額の差があります。)

別途回線契約を行うよりも、大きく割安になります。

モバイルルーターにシェアプランを利用した場合

次に、スマホの利用にモバイルルーターを利用してる場合はを考えてみます。

スマホには音声通話SIMを、モバイルルーターにはデーターSIMを利用します。

最低限の事を考えると、3台目にタブレットを利用することになったとしても、シェアプランの追加契約は必要ありません。

タブレットが、回線利用可能の機種の場合でも、Wi-Fi接続にての利用が可能なので、わざわざ回線利用をしなくても良いのです。

と、言うことで、モバイルルーターにシェアプランを利用した場合は、利用回線が2回で済みます。しかし、お徳感は、少し薄いかもしれません。

シェアプランにお薦めのMVNO

シャアプランのあるMVNOの中で、お薦めのMVNOをいくつか紹介します。

シェアプランを選択する場合、SIMを追加するのに何枚追加できるか、SIMカードを追加した場合月々いくら上乗せされるか、事務手数料は必要か、などあります。

しかし、最も考えるのは、必要とするデーター数に対して金額が安いことです。

イオンモバイル プランが小刻みで無駄がない

イオンモバイルは、先ほども料金に関しては、ほんの少しご説明いたしました。

改めてイオンモバイルは、500MBのプランから最大50GBまでの大容量プランまでそろっています。他社ではあまり見かけないほど細かくプランが区切られているので、自分に合った契約プランを探しやすく、契約後もギガも料金も無駄なく利用できます。

イオンモバイルから引用

イオンモバイルの場合、一つの契約に対し、SIMカードを最大5枚まで利用可能です。

イオンモバイルから引用

家族で利用するなど音声通話の契約が複数(SIM2枚以上)必要な場合は、契約一件につき音声通話機能SIM契約700円となります。

家族あるいは自分のタブレットなどに、SNS付きデーターSIMを利用するための追加は、契約1件につき140円の料金が毎月かかります。尚、データーSIMのみの追加の場合は、0円/枚です。

注意しなければならないのは音声通話SIM1枚のみの契約も可能です。4枚目、5枚目のSIMカードを追加した場合、基本料金の他にSIMカード1枚につき、別途毎月200円が加算されます。

BIGLOBEモバイル 動画をみるならエンタメフリー

BIGLOBEモバイルは、オプションとして用意されている「エンタメフリー」が、非常に有名です。

「エンタメフリー」とは、YouTubeやAbemaTV、U-NEXTなどの動画、Google Play Music、YouTube Music、Amazon Music、LINE MUSICの音楽配信サービス、ラジオの聴取、電子書籍の閲覧・ダウンロードが、データー通信料の制限がなく利用できるオプションです。

但し、それぞれの配信サービスの利用には、別途利用料が掛かります。

1GBの音声通話スタートプランには、「エンタメフリー」のオプションは付けられないようです。3GB以上の音声通話SIM・データーSIM契約から「エンタメフリー」の契約ができます。

音声通話SIM3GB以上の契約では480円/月、データーSIMでは980/月の料金設定になっています。

ラン種別音声通話SIMデータSIM
音声通話+データ通信+SMS

タイプDタイプA
データ通信+SMS

タイプDタイプA
データ通信のみ*1

タイプD
1ギガ
音声通話スタートプラン
1,400円
3ギガプラン1,600円1,020円900円
6ギガプラン人気
2,150円1,570円1,450円
12ギガプラン3,400円2,820円2,700円
20ギガプラン5,200円4,620円4,500円
30ギガプラン7,450円6,870円6,750円
データ追加チャージ+100MBごと300円

BIGLOBEモバイルの場合は、上の音声通話SIMの料金が基本料金になります。

家族間の使用や、一人で回線を増やす場合は、SIMカードの違いにより以下の料金がSIMカードの枚数毎にかかります。

シェアSIMカード(音声)シェアSIMカード(SMS)シェアSIMカード(データ)
900円/月320円/月200円/月

例えば、音声通話プランの6GBで、音声通話SIMカード1枚とデーターSIMカード1枚をシェアする場合の料金は、

2,150(音声通話プラン6GB)+900(シェア音声SIMカード)+200(シェアSIMカード(データ))= 3,250円 になります。

尚こちらも初期手数料として、SIMカード発行毎に3,000円の追加手数料と、394円のSIMカード準備料が掛かります。

動画をたくさん楽しむ方や、お子さんに動画を見せる事をお考えの場合は、エンタメフリーのオプションを契約するのも良いかもしれませんね。

OCNモバイルONE プラン料金などがリニューアル(新コース)

OCN モバイル ONEは、NTTコミュニケーションズが運営する信頼のおけるMVNOです。

最近では、エンターテインメントサービスにも取り組んでいます。

例えば、「MUSICカウントフリー」と言うサービスは、Amazon Music、Google Play Music、LINE MUSIC、をはじめとして、9つのコンテンツから音楽を聴くときのデーター消費量が0になるサービスです。

通信料金においては、大昔はOCNモバイルONEの料金は少し高めの料金でした。また、契約件数も結構多いせいか、通信速度も遅く、料金が高い割には、使い勝手は良くない、MVNOと、言う感じでした。

しかし、最近では、通信料金も場合によれば他社よりも安くなり、通信速度も徐々に改善されているようです、

そんなOCN モバイル ONEの料金は、以下の通りです。

月額基本料金
通信量・コース名音声対応SIMカードSMS対応SIMカードデータ通信専用SIMカード
1GB/月コース1,180円(税込1,298円)
3GB/月コース1,480円 (税込1,628円)1,000円 (税込1,100円)880円 (税込968円)
6GB/月コース1,980円 (税込2,178円)1,500円 (税込1,650円)1,380円 (税込1,518円)
10GB/月コース2,880円 (税込3,168円)2,400円 (税込2,640円)2,280円 (税込2,508円)
20GB/月コース4,400円 (税込4,840円)3,920円 (税込4,312円)3,800円 (税込4,180円)
30GB/月コース5,980円 (税込6,578円)5,500円 (税込6,050円)5,380円 (税込5,918円)

シェアに関しては、上記の月額料金に下記の容量シェア料金が加算されます。システム的には、前述のイオンモバイルやBiglobeモバイルと同じです。

データ通信専用SIMカード400(税込440円)/枚
(容量シェアSIM料金400円(税込440円)+SIMカード利用料0円)
SMS対応
データ通信専用SIMカード
520(税込572円)/枚
(容量シェアSIM料金400円(税込440円)+SIMカード利用料120円(税込132円))
音声対応SIMカード1,000(税込1,100円)/枚
(容量シェアSIM料金400円(税込440円)+SIMカード利用料600円(税込660円))

例えば、音声通話SIM10GBの月額料金に、音声通話SIMカードとデーターSIMかードを各1回線ずつ追加した場合、

2,880円 + 1,000円(音声通話SIMカードシェア分)+ 400円(データー通信専用SIMシェア分)= 4,280円 になります。

OCN モバイル ONEの場合は、シェアのためのSIMカードの追加は、最大4枚です。ちょっと少ない感じもしますね。

一部キャンペーン適応あり

こちらも初期事務手数料がかかります。と、言うところですが、初期事務手数料金が0円になるキャンペーンがあります。

初期事務手数料は、音声通話SIMで3,000円、データー通信SIMで1,800円になります。

つぎの要項に該当された方が対象になります。

既にOCNモバイルONEにて音声通話SIM、あるいはデーター通信SIMをご利用されている方の中で、キャンペーンの期間中に、「OCN モバイル ONE 音声対応SIMカード/データ通信専用SIMカード」を、新規の電話番号でシェアのために追加申し込みをされた方が対象です。

このキャンペーンは、現在のところ終了時期が確定していません。お申し込みの場合は、なるべく早くお申し込みください。

シェアを利用して安くする まとめ

複数の端末を一人で利用している方向けに今回はお話しました。

確かに2回線以上を別々に契約していると、それぞれの個別の料金になるので合算すると割高になります。

しかし、各MVNOのシェアを利用すると、3回線分のシェア契約から大きく料金の違いが現れます。(2回線のシェア契約だと、あまり大きな違いはないでしょう。)

まだシェアをしていないという方は、是非一度使ってみて下さい。