楽天モバイルを実際に使って判ったメリット7つとデメリット6つ

Rakuetn UN-LIMIT Ⅵ

料金の支払い方法が口座振替やポイント払い等多岐にわたる

楽天モバイルの場合、月々のスマホ代の支払いがクレジットカード・デビットカード払い、口座振替、楽天ポイント払いがあります。

中でも珍しいのが口座振替の支払い方法です。手数料が引かれますが、クレジットカードを持っていない方には強い味方です。

私の場合、基本スタイルはクレジットカードを利用しています(現在も)。しかし、利用金額が少額の時は、ポイント払いを利用しています。また、場合によっては、クレジットカード払いとポイント払いの併用も利用しています。

このように楽天モバイルのお支払い方法は融通性があるため、非常に便利です。

余談ですが、お支払いに利用するクレカは、楽天カードをお奨めします。理由は以下の3点です。

  • 製品代金の48回払いが可能
  • 製品代金の分割払い手数料が無料
  • お支払い額100円につき1円相当の楽天ポイントが貯まるのは楽天カードだけ!

                               楽天モバイルより引用

製品代金の48回払いや分割手数料が無料もありがたいのですが、やはり少なからずともポイントが溜まるのが良いですね。
また48回払いの場合、「アップグレードプログラム」の対象にもなります。「アップグレードプログラム」につては、次の項目でお話します。

料金支払い方法の詳細はこちら

毎月の利用料金の支払い方法についてはこちらから

楽天モバイルの初回申し込みや端末購入に楽天ポイントが付与される

楽天モバイルのもう一つのお楽しみは、ポイント付与です。

楽天モバイルを初めて申し込む場合や、楽天モバイルから端末を購入する場合などにおいて、簡単な条件をクリアすれば楽天ポイントが付与されます。

2022年2月現在、楽天モバイルを初めて契約した場合は5,000ポイントが付与、楽天モバイルから端末を購入した場合は最大20,000ポイントの付与、iPhoneの場合は「アップグレードプログラム」を利用した場合、さらに10,000ポイントが付与されます。合計最大で35,000ポイントの付与があります。

ちなみに「アップグレードプログラム」とは48回払いでiPhoneを購入し、25回目の支払いにおいてそれまでのiPhoneを楽天モバイルに返却し、あらためて新端末を購入するものです。それまで使用していたiPhoneの残債は返却した時点で0円になります。尚、楽天カードのお支払い時のみに対応しています。

楽天モバイルいPhoneアップグレードプログラムの詳細はこちらから

このポイント付与は、非常にありがたくそして有効性が高いです。

私の場合、Rakuten BIGを購入した時に20,000ポイントが付与されました。同時にMNP転入を行いましたが、初回申し込みではないので5,000ポイントは付与されていません。

また現在はキャリア等で端末を購入する場合、回線契約を行わなくても端末のみを購入することが可能となりました。当然楽天モバイルも例外ではありません。

楽天モバイルの販売する端末は、基本的にSIMフリー端末です。他のキャリアのように自社の都合に合わせた内容に変化させた端末ではありません。そのため、楽天モバイルで購入した端末は、楽天モバイルだけでなく、docomoやau回線での利用が可能です。

回線契約なしで端末購入のみでも、条件をクリアすると高額ポイントが付与されます。

但し、ポイント付与から6ヶ月間が有効期限になります。

iPhone購入におけるポイント付与の詳細はこちら

Android端末購入におけるポイント付与の詳細はこちら

楽天モバイルでAndroidご利用の方限定!YouTube Premium 3カ月無料

楽天モバイルのここがイマイチ

楽天モバイルのイマイチな部分として挙げられているのは、一般的に通信状況・環境のことが多いと先述しましたが、実際に私がメインで利用したのがRaktuen Link であったため、そちらの部分のマイナス点もあります。

楽天モバイル自社回線のエリアが限定的

楽天モバイルの自社回線エリアは、2022年2月上旬に人口カバー率96%を達成と告知されました。しかし、楽天自社回線の利用可能エリアは以前と比較すると広くなりましたが、まだ少し限定的です。

私の自宅は十分に楽天回線が届いている場所になるのですが、1階のリビングにいると常にパートナー回線(au回線)になります。しかし2階に上がってみると(特にリビングの上の部屋)しっかりと楽天回線になります。

また、楽天回線内で近所にある幹線道路を横断するための地下道に入ると、楽天回線は一時的に切れます。

この原因は、楽天モバイルの利用している電波は、電波のスピードは速いが遠くまで届かない、また障害物には跳ね返されてしまうという特徴を持つバンド3という電波を利用しているからです。
電波の速度は遅いが広範囲に届く、そして障害物を回り込んだり通り抜けたりすることが出来るプラチナバンドは、楽天モバイルは持っていません。

その中でもよくある問題なのが、建物の中に入ると電波が届きにくくなります。要するに電波が建物の壁等に跳ね返されてしまうということです。そうすると街の真ん中で、百貨店やビルの中に入ると楽天回線が繋がらないということが起こります。

このようにプラチナバンドを持たない楽天モバイルは、人口カバー率96%と言っても電波が繋がりにくい状況はまだまだ続くということです。

楽天モバイルの通信エリアに関する詳細はこちらから

楽天モバイルのパートナーエリアは終了

但し、パートナーエリアは、順次サービス提供を終了しています。

KDDIの発表では、当初は2026年3月をめどにパートナーエリアの提供は終了することになっていました。しかし、楽天モバイルの人口カバー率96%の達成が大幅な前倒しになったこともふくめ、au回線のパートナーエリアの終了も大幅に早くなりました。

2023年3月末を持って、日本全国と言っても良いほどの地域(県及び市町村)で終了する動きになっています。

パートナーエリアでは使い放題にならない(上限5GBまで)

楽天モバイルの自社回線では、利用上限設定なく通常速度で利用できます。すなわち「使いたい放題」ですね。
但し、この使いたい放題にも一部上限設定があります。それは、1日の上限が10GBまでとなっています。10GB/日の上限を超えた場合、超えた時点から通信速度が最高1Mbpsに落ちるそうです。現在は最高3Mbpsになるという話もあります。速度制限においては、楽天モバイルから具体的な通信速度の明示はありません。

一方パートナー回線(au回線)の場合、は上限が5GBまでの利用となります。5GBのデーター量の利用を超えた場合の通信制限の速度は、最高1Mbpsになります。
通常速度に戻すのであれば、550円/1GBでデーターチャージをする必要があります。

過去に楽天回線エリアと思い利用していたところ、実はパートナー回線エリアであったということがありました。消費データー量が5GBをしっかりと超えていたのですが、実際のところパートナー回線を使っていて、速度制限が掛かっていたことに気が付きませんでした。

動画の視聴時に、「なんか動画の開始が遅いな」と、感じたぐらいです。1GBの速度制限でも、動画の視聴以外は特に問題なく利用することが出来ます。

と、言うと何やら「パートナー回線でも大丈夫!」と、言う話になります。しかし、実際のところはそうはいきません。

楽天モバイルを利用する前提は、「利用データー量は3,278円で無制限利用」と言うことです。パートナー回線でデーター量をチャージしたり、速度制限を我慢して利用するのであれば、何も楽天モバイルでもなくてもいいのです。パートナー回線では、やはり不完全燃焼です。

e-SIMの利用は、端末の中で安定しないのか

以前利用していたRakuten BIGもそうですが、現在の端末もデュアルスマホであるため、e-SIMで楽天モバイルを利用しています

しかし、Rakuten BIGの時もそうでしたが、現在のAQUOSも同じです。楽天モバイルのe-SIMは端末の中で安定しません。その内容は以下の赤枠で囲ったような忠告が、My 楽天モバイルのトップページに出るからです。

 

最初はRakuten BIGの場合だけ発生する事象なのかと考えていましたが、端末を変えた場合も同じ症状が発生しました。

この症状は自然と発生し、また気が付くといつの間にか消え、「楽天回線エリア接続中」や「パートナーエリア接続中」の状態に戻っています。

この症状が発生している状況下では、現在のところ楽天モバイルの利用に特に問題が起きているわけではありません。
楽天モバイルを利用した通話やデーター通信は、普通に障害なく利用することが出来ます。

しかしこの表示が発生している状態は、さすがに気持ちが良いものではありません。
元のエリア情報の取得に戻すのに、「「設定」をタップし、モバイルデーター通信、WiFi接続設定をご確認ください」の通りに実施しても、修正できません。

端末の再起動を行うことで解消されます。

端末の再起動で簡単にエリアの確認に戻るようなので、恐らく表示設定の問題ではないかと思います。

しかし楽天モバイルがMNOとして開始したころ、SIMカードを僅かの間利用しましたが、このようなことはありませんでした。

e-SIMだから発生する事象なのでしょうか。

Rakuten Link はiOSの利用が多少手間

先述した通り、Rakuten Linkを利用すると、かけ放題を利用することが可能です。しかし、裏を返して言えば、かけ放題をりよするにはRakuten Linkを利用しなければなりません。
(端末に標準装備されている通話アプリを利用すると、かけ放題にはなりません。)

Rakuten Linkを利用する場合Android端末とios端末では、電話を掛ける対応が一部違う場合があります。

Webサイトの記載番号から直接電話をかける場合はAndroidもiOSも同じ

Android端末の場合はそのまま電話番号をタップすることでRakuten Linkを選択すれば発信できます。
楽天モバイルの説明だと、chromeに電話番号を選択した時にRakuten Linkを起動させる機能が備わっているからだそうです。

iOSの場合はというと、Androidと同じくSafariを利用している状況でWebサイトの電話番号を選択することで、自動的にRakuten Linkを起動することができ、Rakuten Linkを選択することで発信が可能になります。

着信のあった場合のコールバックはiOSの場合は要注意

Androidの場合は、着信履歴から直接コールバックをしてもRaktuen Link を利用しての通話になります。

iOSの場合、2021年7月6日から仕様が変わりました。それまでは、発信した相手がRaktuen Link を利用しない場合でも、着信はRaktuen Link に着信がありました。
しかし、7月6日より発信した相手がRaktuen Link を使用していない場合、着信はiO標準搭載の電話アプリになります。着信履歴からそのままコールバックを行うと、Raktuen Link からの発信ではなくiOS標準アプリからの発信になり、有料通話になってしまいます。

この場合のRaktuen Link からの発信にするには、着信履歴に表示されている番号をRaktuen Link にコピペをすることが必要になります。少し手間が掛かります。

2021年7月6日からのRaktuen Link iOS版仕様変更の詳細はこちら

私自身は楽天モバイルを本格的に利用することにしたときは、Android端末を使っていました。そのため上記のようなiOS仕様のようなコピペの手間は未経験です。

実際にAndroid端末でWebサイト上の番号からダイレクトにダイヤルする場合も、下記のような選択画面がでます。

 

 

 

 

 

 

状況によりRakuten Linkの通話状況は良いとは言えない

Rakuten Link を利用していて感じたことは、音声が途中で途切れとぎれになるということです。Rakuten Link は、LINEなどとは少しシステムが違いますが、インターネット回線を利用した電話機能であることには変わりがありません。
そのため、多少音声の質が悪いことは、否定できません。

ではどれほど質が悪いのかというと、友達や家族同士の通話のやり取りでは全く問題ない状況です。しかし、業務での利用となるとお奨めはしません。
理由は先ほどの音声が途切れるということです。相手の通話状況や、自分がヘッドセットを利用しているということを考慮しても、業務で利用するには難があると徐々に感じてきました。

例えば音声の途切れが発生するのは、私の場合大抵大切な部分でした。「すみません。もう一度お願いします。」と、途切れた部分を再度言ってもらうことができればよいですが、業務で利用している場合そうもいかないことが多々あります。
そのため私の場合はRakuten Link の利用を諦め、オプションで提供開始になった「10分かけ放題」を月額1,100円で利用しました。よく「Rakuten Link があるから「10分かけ放題」なんか必要ない」と、言う意見も耳にしますが、家族や友達同士では当然必要ないでしょう。しかし仕事中の通話でぽつぽつ音声が途切れることを考えると、安いモノではないでしょうか。

「そこまで音声品質は悪いのか」と、思われるかもしれませんが、4G回線のVoLTEを利用していた方がまだまだRakuten Link を利用するよりはGoodでした。(Better、Bestではないです。)

Rakuten Linkの使い方をミスルと非通知で電話が掛かってしまう

Rakuten Linkから発信した時に、着信した相手には非通知で電話が掛かってしまうことがあります。
この状況は、非通知設定をONにしていなくても起こりうる事象です。

着信側が発信者と同じRakuten Link を利用していれば発生しませんが、そうでない場合は発生する可能性は秘めています。

その発生状況はWiFiには接続しているが、楽天モバイル等のデーター通信が圏外になっているか、または端末の方でデーター通信がOffになっている時に生じます。

特に困った状況になるのが、端末の方でデーター通信がOffになるということです。この状況が良く発生したのは、スマホの温度が上昇した時に多く発生しました。特に夏場においての昼間には結構ありました。

スマホ自体の温度が上昇したため、一時的に温度を下げるためすべての機能を停止させることが原因です。この時データー通信もOffにされてしまいました。

当然最初のうちはそういう事に気が付かず、端末を再起動をさせただけでデーター通信をONにしませんでした。当然通話相手からは、「なぜ非通知で掛けてくるのか」といわれます。そういわれてから、気が付くことも多くありました。

端末に標準搭載されている電話アプリでは、このようなことは生じません。すべての人がRakuten Linkを利用していてくれれば問題ないのですが、そうもいきません。

従って特に夏場は、データー通信の状況を確認する必要があります。