iPhoneを長く利用していると、iPhoneの機種端末の変更は必ず行うことになります。こればかりは、端末が古くなると必要なことですね。
しかし、新しいiPhoneを購入した場合、あなたは古いiPhoneはどのようにしていますか。
例えば再利用として、SIMカードは挿入されていないが、Wi-Fiの環境下ではデーター通信などで利用しているとか。
あるいは音楽プレーヤーとして、または目覚まし時計替わりになど、通信以外の利用方法としてまだまだ使っているとか。
もしかしたら、押し入れの中に眠っている場合もあるでしょう。
恐らく、買取などに提供されている方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、機種変更をして不要になってしまったiPhoneを下取りに出して、ポイントや現金、あるいは新端末機種を購入するための資金となる方法をお話します。
尚、iPhone主導でお話を進めていきますが、スマホ下取りプログラムの下取り金額以外は、Androidも同じです。Androidの方も同じと考えて下さい。
スマホの下取りプログラムはどういうシステムなのか
「下取り」と言うと、クルマの下取りを連想される方も多いでしょう。
クルマの場合、新車などを購入する時に今まで使ってきたクルマを、ディーラーなどに引き取ってもらいます。その引き取ってもらう時に、ただ引き取ってもらうだけではなく、今まで使ってきたクルマの価値を金額に改めて、新車購入価格から差し引いてもらう事を下取りと言います。
スマホの下取りシステムも、イメージとしてはクルマの下取りと同じです。
しかしスマホの場合は、金額もクルマに比べると少額になるため、若干の違いがあります。まずは、その違いから見てみましょう。
スマホの下取りプログラムの実施方法は店舗とオンラインの2種類
大きく分けて、スマホ下取りプログラムの実施方法は、オンラインと店舗での実施の違いです。
店舗を利用しての下取り
店舗を利用しての下取りは、店舗における機種変更やMNPによる乗り換えの場合に、その場で今まで利用してきた端末を下取りに出せるところです。
そのため、実機が手元にあるため、下取りの料金も即金で扱われます。
要するに、新端末購入価格から下取り料金を差し引くことが可能です。下取り金額が多くなれば、新端末の購入価格がより低価格で購入できます。
これは非常に大きなメリットになります。
しかし、逆に実店舗での処理になりますので、わざわざ店舗までその営業時間内に出向く必要があります。
そこには、予約を入れているとしても、待ち時間があることの覚悟が必要になります。
これが、デメリットになります。
オンライン利用をしての下取り
オンラインの場合は、メリット・デメリットは店舗手続きの場合の逆になります。
わざわざ店舗まで出向く必要がなく、24時間好きな時間帯で下取り手続きが可能です。また、煩わしい待ち時間はありません。これは、メリットになります。
しかし、デメリットとは言いませんが、店舗下取りの場合と違い、下取り金額の支払いには大きな違いがあります。
まずはキャリアなどから新端末を購入します。(一括・分割払いどちらでもO.K.)
その後オンラインで下取りを申し込みます。申し込んだ先方から端末郵送用のキッドが送られてきます。それに端末を入れ送り返します。
送った端末を先方が査定をし、その結果、下取り料金が決定します。
決定した下取り料金は、現金ではなくそれぞれの下取りをした会社が対応しているポイントシステムで支払われます。
この様に、オンラインの場合は、新端末を購入した後に下取りを行い、下取り金額はポイントで清算されるという形態になります。
オンラインでの下取りプログラムの実施は、キャリア3社とAppleの全て共通の手段です。
気になる下取り価格はいくら?
下取り金額は、3キャリア(docomo、au、SoftBank、)と、Appleを紹介です。
docomo | au | |
iPhone XS(64GB) | 37,800円 | 36,300円 |
iPhoneXS MAX(64GB) | 47,700円 | 45,650円 |
iPhoneXR (64GB) | 23,800円 | 30800円 |
iPhone X (64GB) | 33,000円 | 33,000円 |
iPhone 8PLUS (64GB) | 28,900円 | 24,200円 |
iPhone 8 | 12,800円 | 17,600円 |
iPhone 7 PLUS(32GB) | 16,500円 | 16,500円 |
iPhone 7 (32GB) | 10,500円 | 9,350円 |
iPhone 6s PLUS (32GB) | 12,000円 | 9,900円 |
iPhone 6s (32GB) | 7,100円 | 8,250円 |
iPhone 6 PLUS (16GB) | 4,500円 | 6,050円 |
iPhone 6 (16GB) | 2,000円 | 3,300円 |
iPhone SE (16GB) | 4,400円 | 3,300円 |
SoftBank | Apple | |
iPhone XS | 40,800円相当 | 37,000円 |
iPhoneXS MAX | 34,800円相当 | 40,000円 |
iPhoneXR | 28,800円相当 | 28,000円 |
iPhone X | 24,000円相当 | 28,000円 |
iPhone 8PLUS | 19,200円相当 | 23,000円 |
iPhone 8 | 14,400円相当 | 16,000円 |
iPhone 7 PLUS | 14,400円相当 | 16,000円 |
iPhone 7 | 9,600円相当 | 9,000円 |
iPhone 6s PLUS | 7,200円相当 | 9,000円 |
iPhone 6s | 4,800円相当 | 6,000円 |
iPhone 6 PLUS | 4,800円相当 | |
iPhone 6 | 3,600円相当 | |
iPhone SE | 3,600円相当 |
上記の端末に於ける金額は、3キャリアおよびメーカーが公式に発表しているものです。その中から、良品に該当する場合を紹介しています。
docomo、au、においては、下取り発表価格を一部抜粋したものです。
各社の下取り価格および下取り情報などは、Appleの下取り公式ページから参照できます。以下をタップあるいはクリックをして下さい。
SoftBank、Appleを除くdocomo、au、のキャリアは、同じページからAndroidの下取り価格も参照可能です。
下取りプログラムを利用する場合の条件と注意
スマホがどんな状況下でも下取りプログラム対象となるかと言うと、そうでもありません。以下のような条件に該当してしまうと、下取りプログラムの利用は適応されない場合があります。
スマホ下取りプログラム利用条件
スマホ下取りプログラムを利用する場合、以下の全ての条件に対応していなければプログラムを利用することはできません。
- ドコモが販売したiPhoneの場合、下取り申込みする自回線の機種購入履歴に登録されており、その購入において不備・不正や機種購入代金の未払いがないこと
- 他社が販売したiPhoneの場合、以下条件を満たす必要があります
下取り申込み機種が正規店で購入されたiPhoneであること 新規契約(MNP含む)と同時に、ドコモのiPhone・iPad・スマートフォンやタブレット、ドコモ ケータイをご購入いただき、下取りのお申込みをいただくこと- 下取り申込み機種にネットワーク利用制限がかかっていないこと
- 下取り申し込み機種が基盤破裂、機種判別不可ではないこと。また機種本体の一部部品のみではないこと。
- 下取り申込み機種に記録されているメモリ/データが消去されていること(一切のデータはお客さまご自身の責任で消去していただきます)
- 改造していないこと
- お客さまが下取り申込み機種の所有権を有していること
- iPhoneのアクティベーションロックを含む、各種ロックが解除できること、
この引用文は、docomoから「下取りプログラム」の利用条件と明示されているものです。
しかし、au、SoftBank、Apple、の各社もこの条件は、基本としています。
従って、ドコモと書かれているところは必要とあらば、「au」、「SoftBank」、「Apple」に、置き換えてみて下さい。
少しだけちょっとややこしいと感じるところを説明します。
購入したキャリアへ、そのiPhoneを下取りに出す場合
端末を購入しお客様の回線にその端末の購入履歴があり、その端末を購入するにあたり、をのキャリアとのトラブルがないこと、また、端末購入代金に未払いが無いことが必要です。
他のキャリア・メーカーから購入したiPhoneを下取りに出す場合
- 下取り端末のiPhoneが、正規の販売店で購入されたものである事。
- 他社の端末を下取りに出す場合、必ず下取りに出すキャリアの回線契約を行い、その上で契約キャリアの端末を購入すること
下取り端末にネットワーク利用制限がかけられていない事
ネットワーク利用制限とは、キャリアで購入した端末の代金未払い(分割払い滞納も含む)などが生じた場合一定の条件下において、その未払が生じているキャリアから一切の通信ができなくなる通信の制限がかけられることです。
従って、「債務履行を行っていないため、下取りはできませんよ。」と、言う事です。
下取りプログラム利用条件 端末編
スマホを下取りに出す場合、良品であることは非常に望ましいことです。しかし、中にはそうでない場合もあります。画面割れや動作不良の場合が、それに該当します。
下取り対象キャリアやメーカーにもよりますが、画面割れの場合はほぼ下取りキャリア・メーカーは取り扱ってくれます。但し、下取り料金は、良品よりも下がります。
以下の場合においては、下取りプログラムの対象とならないキャリアもあります。
- 電源が入らない
- 充電をしていても充電ランプが点灯しない
- 暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
- 水濡れシールに水濡れを表示する印がある
- 製造番号が確認できない
- その他
下取り価格の違いは、良品、画面割れ、作動不良の順に下がっていきます。
SoftBankにおいての特別適応条件
SoftBankの下取りプログラムを利用できるのは、下取りに出すiPhoneが、SoftBankで購入した場合のみです。
また、SoftBankにおいては、「電源が入らない(スリープボタンが作動しない)」、「初期化されていない(各種ロックが解除されていない)」などの症状がある場合、機種変更による下取りプログラムの利用はできません。
残債の支払い義務
下取り提供端末に分割払いの残債があっても、下取りプログラムは利用できます。しかし、その場合でも残債の支払いが終了するまで行って下さい。
少し問題が生じます。
分割払いで購入したが、まだ支払い途中の端末を下取りに出した場合、新端末を再度分割払いで購入すると、どちらかの支払いが終了するまで2台分の端末の購入料金を支払う必要があります。
2台分の端末の分割支払い料金を月々支払うのは、料金にも因りますが非常に忍耐が必要となる物です。
2・3カ月の間の2重の支払いであれば、そうでもないかもしれませんが、1年間などと長期に渡ると、なかなか大変です。
この支払いをきちんと済まさないと、今後のあなたの信用に傷を付けることになります。
端末の分割払いが残っている間は下取りなどに提供することはお勧めしませんが、どうしても下取りなどに提供する場合は、残債の支払いは最後までしっかりと行ってください。
docomo Online Shop はこちら
SoftBank Online Shop はこちらから
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Rakuten Mobileも下取りサービス実施?
2020年4月から第4のキャリアとして、docomo、au、SoftBankなどに続いたRakuten Mobileも2020年6月1日から「下取りサービス」と称するものを開始しました。
厳密にいえば、Rkuten Mobileの場合、「下取り」ではありません。
「下取り」とは冒頭部分でお話した通り、端末機種を新品に取り換える行為が必要になります。
新品に取り換えるために現在利用している端末機種を査定額で引き取ってもらい、その査定額の料金を新品端末機種の購入費に充当してもらうシステムです。
Rakuten Mobileの場合、査定があり引き取り金額が提示されます。しかし、その代わりの端末機種を購入することは、求めていません。
このシステムは、「下取り」ではなく「買取り」になります。
「下取り」方法は、3キャリアやAppleの方法と全く同じです。
「下取り」金額の受け取り方法
「下取り」を行った端末の料金は、楽天キャッシュとして楽天Payに送られます。
楽天キャッシュが送られることで、楽天Payの中にチャージされます。それにより楽天市場をはじめとして、いろんなネット決算に利用できます。
また、楽天Pay Suicaのサービスも提供されました。そちらの方でも今までのSuica同様に利用できます。
但し、楽天カードから楽天Payにチャージした場合、200円に月1ポイントが付与されます。
しかし、「下取り」を行った端末の下取り料金は、最終的に楽天Payに送られても楽天ポイント付与の対象にはなりません。
「下取り」料金はいくらになるのか
では、Rakuten Mobileの下取りはいくらになるのでしょうか。
以下の表は、Rakuten Mobileの下取り価格の一例です。
キャリア | 製品 | 最大下取り価格 |
NTTdocomo | iPhone8Plus 256GB | 33,650円 |
SoftBank | iPhoneX 64GB | 33,100円 |
au | iPhone XS MAX 64GB | 56,200円 |
また、下の下取り製品と料金一覧をクリックしていただくと、それぞれのメーカーの下取り料金が確認できます。
下取り料金としては、「高額下取り」としている通り、au、SoftBank、Appleよりも高い料金で下取りがされています。
docomoにおいては端末機種によります。ほぼ同じ値段で下取りされる端末機種もあれば、大きく値段の差が生じている端末機種もあります。
不必要となった端末機種をお金に変更してくれることを考えると、Rakuten Mobileが最も高額で対応してくれます。
スマホ下取りサービス まとめ
iPhoneを安く購入する為に、下取りを利用するお話を勧めてきました。
オンラインを利用して下取りを行うと、下取り料金の受け取り方法は以下の通りです。
- docomoの場合は「dポイント」
- auの場合は「pontaポイント」
- SoftBankは「Pay Pay」にポイントが入ります。
- Appleの場合は、Apple Storegギフトカードが支払われます。
- Rakuten Mobileは、楽天キャッシュとして、楽天Pay に支払われます。
実店舗での下取りの場合は、現金での下取りが可能です。
- docomo、au 、においては、他社のiphoneを持ち込んでも下取りとして取り扱ってくれます。但し、新端末を購入したのと同時に、回線契約も必要になります。
- SoftBankにおいては、SoftBankで購入したiPhoneしか下取りの対象になります。また下取り料金においては、3キャリアの中で最安値の下取り料金です。当然、回線契約も必要になります。
- 楽天の場合は、端末機種の現金化のみの扱いです。下取りサービスに提供しても、新端末の購入や、回線契約の必要はありません。
- Appleに下取りをお願いした場合は、当然新端末の購入の必要はあります。しかし、店頭で下取りを提供した場合、キャリアのように1万円ほどの手数料はかかりません。当然、回線契約もありません。
(キャリアでの契約の場合、手数料として1万円ほどが別途必要になります。)
私個人の意見としては、iPhoneの下取りはAppleにするのがベストであると考えます。
そして、回線契約は、キャリアでもMVNO(格安SIM)でも、意中の回線と契約するのが最善策ではないでしょうか。
あなたは如何ですか。