楽天モバイルが提供するプランが2021年3月31日まではRakuten UN-LIMIT Ⅴ ですが、2021年4月1日よりRakuten UN-LIMIT Ⅵ に変更になります。
それに伴い、月額料金のシステムが大きく変更になります。
今まではギガを全く使わなくても、あるいは自分の使いたいだけギガを使っても3,278円(税抜2,980円)の月額料金が掛かっていました。
ところが4月1日より、利用したギガに応じて月額料金が変動するプランに変更になります。
今回は、その内容を詳しくお伝えいたします。
Rakuetn UN-LIMIT Ⅵ の内容
早速ですが、Rakutan UN-LIMIT Ⅵ の料金プランの内容です。
- 0GB~1GBまで0円/月
- 1GB~3GBまで1,078円/月(税抜き980円)
- 3GB~20GBまで2,178円/月(税抜き1,980円)
- 20GB越え無制限3,278円/月(税抜き2,980円)
と言う、料金プランです。
UN-LIMIT Ⅵ の特徴は4つ段階
Rakuten Un-LIMIT Ⅵ の料金プランを、他のMVNOやキャリアと比較してみました。それぞれの料金ステージにおいてのお薦めポイントを紹介します。
0GB~1GBまで0円/月
データー量の使用が1GBまでしか利用しない場合は、月額料金が一切掛からない0円となります。これは非常にお得なシステムです。
音声通話プランにおける1GBまでのデーター量の料金を設定している他社(MVNO)の状況は次のようです。
OCNモバイルone | 770円(税別700円) |
イオンモバイル | 1,078円(税別980円) |
BIGLOBE | 1,078円(税別980円) |
DTI SIM | 1320円(税別1,200円) |
b-mobile | 1,089円 (税別990円) |
MVNOの音声通話プラン1GBまでの月額料金は、往々にして消費税込みとなると千円を超える料金となっています。この場合、仮に全くデーター量を消費しなくても1GBまでの料金は徴収されることになります。
しかし1GBまでの料金が0円となっているRakuten UN-LIMIT Ⅵ の場合、当然データー量を使用しなければ料金はかかりません。
0円と千円台前半の料金の差は、とっても大きいものがあります。
0円だと、楽天回線がやってくるまで待てる
冒頭でも申しましたが、楽天回線開始と同時にお申し込みをされた方も1年を迎え、無料期間がの終了時期が見えてきました。筆者もその一人です。
2021年春頃(3月ごろ)までに楽天回線が我が家に到達しなければ、3月の上旬に解約を考えていました。何せ楽天回線ではなく通信が繋がったとしてもパートナー回線で3,278円/月の料金は、もったいないと考えたからです。
しかし、今回の0GB~1GBまでのデーター利用に関しては月々0円となったことにより、楽天回線が届くまでデーターを使用しなければ無料と言うことになります。これなら楽天モバイルを契約解除しなくても良いかなと考えました。
但し、筆者はサブサブ回線ぐらいの使い方をしているため、このように簡単にデーター通信を使わないと割り切れます。
楽天回線をメイン回線として利用されている方は、そうはいかない部分もあるでしょう。
一時的にキャリアやMVNOと契約して楽天回線が届くあるいは安定するまで待つという手段もありますが、MNP、または電話番号の変更などがそこには伴います。
従って、メイン回線として利用している方には、一概にデーター量0円の段階を利用して楽天回線が利用できるまで待つことが良いとは言い難いですね。
特に自宅に固定回線のWiFiを引いていない方の場合は、使い辛いですね。
1GB~3GBまで1,078円/月(税抜き980円)
3GBまでのデーター使用量が1,078円(税込)と、言うプランもそこそこ良い料金です。
先ほどと同じく他社の3GBまでの料金を比較してみした。
OCNモバイルone | 990円(税別900円) |
イオンモバイル | 1,298円(税抜1,180円) |
BIGLOBE | 1,320円(税別1,200円) |
DTI SIM | 1,639円(税別1,490円) |
UQモバイル | 1,628円(税別1,480円) |
Y!mobile | 2,178円(税別1,980円) |
各社の3GBまでの料金を並べてみると、サブブランドは1,628円(税別1,480円)と言う料金プランが主流のようです。
MVNOにおいては、サブブランドよりも安い値段で提供される可能性が高くなっています。
そこにRakuten Un-LIMIT Ⅵ の3GBまでの料金(1,078円/月(税抜き980円))を比較すると、OCNモバイルoneよりは若干高めですが、MVNO並みの料金となります。
ここでも楽天モバイルの安さが強調されています。
3GB~20GBまで2,178円/月(税抜き1,980円)
20GBまでデーター量を消費した場合が最も注目する段階です。
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ | 2,178円(税別1,980円) |
docomo | ahamo | 2,970円(税別2,700円) |
SoftBank | SoftBank On LINE | 2,728円(税別2,480円) |
au | povo | 2,728円(税別2,480円) |
20GBまでの料金が2,178円/月(税抜き料金1,980円/月)は、他の3キャリアを含めて最も安値の料金です。ahamoやSoftBank On LINEとの差が、非常に大きく感じます。
この料金で楽天回線が安定して広範囲に提供されれば、私達ユーザーの選択はすでに一択になるでしょう。しかし何度も申し上げるように、現実において楽天回線は地域において回線が利用できるか否かの問題があります。
実際に20GBでこの料金は見逃せません。楽天回線が提供されている地域にいる方は、あるいは今後提供された場合は、是非Rakuten UN-LIMIT Ⅵ の利用をお勧めします。
20GB越え無制限3,278円/月(税抜き2,980円)
こちらは最終的に従来のUN-LIMITを引き継いだ形になります。今回新プランとして発表された新しいポイントと言う訳ではなく、キャリアとの比較をしてのポイントとなります。
20GBで3,278円/月(税別2,980円)の料金はキャリア3社と同じ料金です。しかし、Rakuten UN-LIMITの場合は、20GBを超えた場合無制限に利用できるところが他のキャリアとの大きな違いです。
キャリア3社の場合も20GBを超えた場合、データー量を加算できますが、1GBにつき550円(税込)の追加料金が発生します。
追加料金有のキャリアの状況を考えると、楽天モバイルの20GBを超えた場合は無制限利用可能と言うプランは非常に重みがあります。
今回のRakuten Un-LIMI Ⅵ は非常に使い安いプラン
今回の新プランは、最終的にデーター量使い放題で3,278円/月(税別2,980円)に落ち着くプランに設定されています。
しかし、従来のプラン(UN-LIMIT Ⅴ)のように何でも間でも無制限で3,278円/月(税別2,980円)と言うより、1GBや3GB、あるいは20GB以下のデーター量を使わないユーザーにとってもメリットが生じる仕組になりました。
これは私達ユーザーにとっても、楽天モバイルにおいても非常に大きなメリットになるはずです。
またこのプランの段階的システムは以前のSoftBankのギガプランを思い出します。
しかし、SoftBankのプランは、料金体系が最初の数データー量の段階別システムしかなかったことと、それ以後の料金が以上に高いため決してお薦めプランではありませんでした。
今回のUn-LIMIT Ⅵ は、料金が3,278円/月(税別2,980円)内で段階を踏んでいるので料金が高いというイメージは受けません。
最終的にはUN-LIMIT Ⅴ の時と変わりはないのですが、料金設定が小分けになったことで利用者の枠がますます広がるでしょう。
Rakuetn Un-LIMIT Ⅵ は自動切り替え
Rakuten Un-LIMIT Ⅵ の提供開始は2021年4月1日になります。
すでにRakuen Un-LIMIT 2.0や、UN-LIMIT Ⅴ を契約されている方は、提供開始日の4月1日に自動的に切り替わります。
また2021年3月31日までに申し込んだ場合は、3月31日まではUN-LIMIT Ⅴ の契約内容になり、その後4月1日に自動的にUN-LIMIT Ⅵ に自動切り替えが行われます。
「1年間無料キャンペーン」は、UN-LIMIT Ⅵ への切り替えは関係なく継続されます。
楽天モバイルの「ZERO 宣言」は使うべき!
楽天モバイルの「ZERO 宣言」は、多くのものが0円提供されています。特に0円の恩恵を受けているのが、「プラン料金1年間無料」ですね。この0円の提供は、2021年4月7日までです。
プラン料金1年間無料以外の「ZERO 宣言」は次の内容です。こちらは4月7日を過ぎても継続されます
- Rakuten Link アプリ利用の国内通話料
- 契約事務手数料
- SIM交換手数料
- SIM再発行手数料
- MNP転出手数料
- 契約解除料
- 5G通信
Rakuten Link アプリ利用の国内通話・SMSの料金0円はお得
Rakuten Link アプリを利用した場合の通話は、一部の指定された電話番号以外の通話は0円になります。
Rakuten Link を使った同士の通話は、国内・海外ともに当然0円です。
しかし相手がRakuten Link を利用している可否は、わかりにくいです。また、相手がRakuten Link を使っていない場合も多く想定されます。
そこでRakuten Linkに関しては、相手がRakuten Link を使っていない場合においても国内通話料金は0円利用可能です。しかし、日本から海外にRakuten Link を使って通話を行った場合、国・地域別従量課金となり有料です。
SMSの送信においても同じです。Rakuen Link を利用した者同士のSMSは国内は当然、海外でも無料で送受信できます。相手がRakuten Link 出ない場合は、国内送受信は0円です。国内から海外への送信は、指定された地域・国では有料になります。
Rakuten Link の詳細はこちらでご確認してください。⇨ Rakuten Link 詳細へ
手数料無料も利用価値あり
その他の楽天モバイルの「ZERO 宣言」の内容は、契約手数料、事務手数料、SIM交換手数料・再発行手数料、MNP手数料、契約解除料の0円化です。
ほとんどが手数料関係になります。手数料0円の「ZERO 宣言」も状況によると、非常に価値があるります。
実際のところ筆者もSIM交換と再発行については利用してみました。0円でした。
Rakuten Un-LIMIT Ⅵ のプラン詳細の紹介 まとめ
楽天モバイルのプランは、一つしかありません。しかし楽天モバイルがMNOとして開始してから1年も経過しない感に3回の大きなプラン変更がありました。
楽天モバイルのMNO始動と同時に「Rakuten Un-LINIT 2.0」に変更され、その後「UN-LIMIT Ⅴ」、そして今回の「Rakuten Un-LIMIT Ⅵ」への更新です。
最終的に今回のUN-LIMIT Ⅵ は、「通信費は抑えたいだけどデーター量(ギガ)は使いたい」と、言う顧客のわがままを聞き入れたようなプランです。他の3キャリアもそこに近寄ろうとしているのでしょうが、最も後出しの楽天モバイルが一枚上であったようです。
0円もふくめて低料金で使い放題を提供するのはdocomo、SoftBank、auには少しマネのできない事ではないでしょうか。心配なのは楽天モバイルの経営ですね。ここまで安くして大丈夫なのと時々思う次第です。
さて、楽天モバイル「1年間無料キャンペーン」は、2021年4月7日までとなりました。「とりあえず契約だけしておいて、必要ないと判断した時に解約をすればよい」と言う考えでキャンペーンに参加しても良いでしょう。手数料は0円、使わなければ月額料金は一切掛からず楽天ポイントがゲットできるチャンスです。
是非、「1年間無料キャンペーン」に参加されてみてはいかがでしょうか。