HISモバイルが、久しぶりにスマホの新プランの発表しました。
今回提供された新プランは、スタートの月額料金が料金が非常に安値からのスタートです。
「音声通話SIMの月額料金が税込み290円から」と、いう格安料金です。(あえて「税込み」と言いました)
当然290円とする料金では利用できるデーター量としては少なく、100MB未満です。このデーター量では動画を視聴するには大幅に足りません。
しかし「100MBのデーター量で290円」という設定は、のこ格安プランの入り口に過ぎません。
その理由は、設定されている1GB、3GB、7GBの月間利用データー量の月額料金も非常に安くなっています。(実際には、20GB、50GBまでのデーター量が利用できるプランもあります。)
このプランは月額料金が安いということもあり、使い方によればサブ回線としての利用も可能です。
そこで今回は、HISモバイルから発表された新プランの内容と特徴を紹介し、その新プランはどの様な人に適正なのか、またサブ回線として利用する理由とそのデメリットを考えてみました。
HISモバイルの新プランの内容はこれ!
まずはHISモバイルから発表された新プランの料金システムです。プラン名は「自由自在」です。以下、新プランは自由自在と称します。
ちなみに回線はdocomo回線を利用しています。
データー量 | 月額料金 |
100MB | 290円 |
1GB | 550円 |
3GB | 770円 |
7GB | 990円 |
20GB | 2,190円 |
50GB | 5,990円 |
自由自在の料金は、一般的に考えても非常に割安感が感じられる料金設定です。利用者が多いとされている7GBまでの料金においては、割安感は特に顕著になっています。その割安感を感じることができるのは、他社との比較でよく解ります。
1GBに関する料金は安いのか?
例えば1GBに関した場合の料金の違いを見てみます。
楽天モバイル | イオンモバイル | OCNモバイルone | LinksMate | HISモバイル | |
1GB | 1,078円 | 858円 | 770円 | 737円 | 550円 |
楽天モバイルは、2022年7月1日から0GB~1GBまでのデーター利用料金が、0円から1,078円に変更になります。
この変更はすぐには有料とはなりません。変更スタート月の7月と翌月の8月は、プラン料金(1,078円)は無料となります。そして9月、10月の利用料金は、ポイントで還元されます。支払った料金とポイント還元のやり取りで、実質0円となります。11月からは通常の料金(1,078円)となります。
MVNOにおいては、大体700円台から800円半ばが1GBのデーター量に対する相場になるようです。そこからすると自由自在の1GB550円は安いと言えます。
3GBの料金は安いのか?
3GBのデーター量の料金においても、自由自在の料金設定は非常に安く設定されています。
SoftBank | 楽天モバイル | イオンモバイル | OCNモバイルone | LinksMate | HISモバイル | |
3GB | 990円 | 1,078円 | 1,078円 | 990円 | 902円 | 770円 |
3GBまでのデーター量においては、SoftBankの「3GBで990円」というプラン設定が目安となっています。そのため990円より高いか安いか次第で3GBのデーター量の料金の割安感が表されます。
そのため楽天モバイル(0GB~3GBまでは同じ料金)、イオンモバイルの1,078円は、どちらかと言うと割高であり、OCNモバイルoneの990円は平均的(安くも高くもない)であり、HISモバイルの自由自在の770円は比較的安い料金であるということです。
7GBの料金は安いのか?
7GBにおいても同じことがいえるようです。
楽天モバイル | イオンモバイル | OCNモバイルone | LinksMate | HISモバイル | |
7GB | 1,980円 | 1,518円 | 1,320円(6GB) | 1,463円 | 990円 |
紹介している中で、OCNモバイルoneのみが7GBまでのデーター量というプランがなく、7GBに近いデーター量として6GBの料金と比較しています。
さて、7GBまでの利用可能データー量の料金になると、千円軽く超えています。特に楽天モバイルにおいては、7GBまでのデーター量の利用でも20GBまでのデーター量利用の料金と変わらないため、「7GBで1,980円」という設定は、今のご時世においては非常に高い料金と言えるでしょう。
となると、7GBまでのデーター利用の場合でも千円を超えずに990円で提供しているHISモバイルは、非常に安く設定されています。
その他の料金設定
メインとして利用が多いのは、3GBや7GBまでのデーター量の設定プランではないでしょうか。
HISモバイルの料金設定は、3GBや7GBのデーター量の利用者を中心にしています。しかし、それだけではなく他にも20GBや50GBまでの利用のプランもあります。
20GBまでのデーター量利用お得なのか
HISモバイルの20GBまでのデーター量の利用は、2,190円となっています。
docomoから提供されているahamoと比較すると、ahamoは20GBまでの利用量が2,970円となっているため780円ほどお得になっています。
ahamoは5分間の通話はかけ放題が標準設定されています。HISモバイルの場合は、オプションとなり5分かけ放題を利用するならば、別途500円が必要になります。
しかし、HISモバイルに「5分かけ放題」のオプションを付けても料金は2,690円です。まだahamoよりも若干安い金額で抑えることができます。
50GBまでの利用に関しては
あまり50GBまでのデーター量を利用する方は、多くないのではないでしょうか。実際のところあまり利用価値が大きとは言えません。
料金を考えると、50GBのデーター量で5,990円は決して安くはありません。(2年前であれば非常に安かった)他社ではイオンモバイルが50GBまでのデーター量をプランを販売しています。
イオンモバイルと比較をすると、以下のようになります。
HISモバイル | イオンモバイル | |
50GB | 5,990円 | 5,258円 |
HISモバイルの方が732円ほど割高になります。
唯一50GBまでのプランのみがお奨めとは言えないプランです。