デュアルスマホを上手に使ってスマホ代をより安くする方法を紹介

格安SIM MVNO
OCNモバイルONE

最近発売されているスマホ端末機種は、以前からあるシングルSIMのスマホよりも、デュアルSIMで利用するデュアルスマホと称する端末が多く発売されています。

デュアルスマホとは、一つの端末に2枚のSIMカードを挿入するか、1枚はSIMカードもう一方はe-SIMの機能を利用することが可能なスマホです。要するに、2つのSIM回線が1台で利用できるスマホです。

このデュアルスマホの端末も、スマホの機能の違いにより分かれています。

主に発売されているのはDSDS、DSDVの2つの種類のデュアルスマホです。ただDSDSやDSDVと言っても、何の事か分からないですよね。(後で解説します。)

また、2枚のSIMカードを利用する方法は、デュアルSIM対応のスマホだけではありません。1枚のSIMカードしか利用できないスマホでも2枚のSIMカードを利用することが出来ます。

一方デュアルスマホの場合、緊急通報が出来ない場合があります。その症状も踏まえて今回は、デュアルスマホの種類の特徴から、デュアルSIMを使う方法やシングルSIM対応のスマホでも2枚のSIMカードを利用して、データー通信料金を安くできる方法をお話します。

デュアルスマホ 緊急通報が出来ない

これからデュアルスマホのお奨めをお話していく前に、現在の一部のデュアルスマホの特徴として是非知っておかなければならない項目をお話します。

特定環境下では緊急通報が出来ない

緊急通報が出来ないというは、110番の警察、118番の海上保安、119番の緊急・消防に電話を掛けることが出来ないという症状です。

声通話SIMとデーター通信SIMを組み合わせて利用している場合において、データー専用SIMをモバイルデーター通信用の回線に設定使用している場合に発生するとされています。
e-SIMを扱っている通信会社では、e-SIMの場合ととSIMカードを利用した両方が緊急通報が出来ないようです。

この場合の対策方法として挙げられているのが、モバイルデーター通信用の回線をデーターSIM回線に設定するのではなく音声通話可能なSIM回線に設定を変更することで解消できるとしています。

しかし実際に緊急事態となった時に、そのような操作ができるか、あるいは操作をしている時間があるのかという問題があります。

この症状は、デュアルSIMを利用できるiPhoneと、Googleから発売されているPixel 6/6 Proでも発生しているとされています。

しかし、キャリア4社からの発表によりますと、この緊急通報が出来ないという問題はiPhoneの場合、IOS15.2にアップデートされたことにより解消されたとしています。

緊急通報発信不可の解消に関するdocomo発表の内容

緊急通報発信不可の解消に関する楽天モバイル発表の内容

GoogleのPixel 6/6 Proにおいては、2021年12月19日現在、緊急通報発信不可における解消の発表はありません。

デュアルスマホは本来4種類ある

先ほどもお話しました通り、デュアルスマホにはDSDSとDSDVの2種類が現在多く発売されています。実際のところ販売数が多いのはDSDVの端末機種です。

しかし実際にはデュアルスマホの種類は4種類あます。残りの2種類の端末はDSSSとDSDAと呼ばれるものです。

では折角なのでDSSSとDSDAを含む4種類の機能を紹介します。

DSSS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)とは

DSSS(ディー・エス・エス・エス)のスマホ端末は、2枚のSIMカードを端末に挿入することが出来ます。しかし2枚のSIMカードのうち、どちらか一方のSIMカードしか有効(ON)にできません。

この場合有効(ON)にしているSIMカードに対してのみ、通話やデーター通信ができます。逆に有効(ON)になっていないSIMカードの方は、着信が有っても受け受けることはできません。

有効(ON)になっていないSIMを利用する場合、切り替えが必要になります。

通話においては4G回線で利用できます。

デュアルスマホの初期の形ですね。現在では、DSSSのデュアルスマホは、製造販売されていません。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)

DSDS(ディー・エス・ディー・エス)は、前述のDSSSよりも進化したデュアルスマホになります。

現在でも販売されている端末機種は多くあります。

DSDSは、2枚のSIMカードが持ち受けできます。そのためどちらのSIMカードの電話番号に着信が有っても通話が可能です。また、一方のSIMでデーター通信中であっても、もう一方のSIMに着信があっても受けることは可能です。ここが先ほどのDSSSとは大きな違いになります。

但し、一方のSIMで通話を行っている間は、もう一方のSIMでデーター通信をすることはできません。通話中にデーター通信をする場合は、通話を行っている方のSIMでデーター通信を行うことになります。

2枚のSIMを同時に使用している場合、どちかのSIMが4G回線で利用できもう一方の残りのSIMは3G回線での利用になります。

iPhoneもデュアルSIM端末ではありますが、12シリーズまでのデュアルSIM対応のiPhoneは、すべてDSDS対応の端末です。

DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)

DSDVは、徐々に多くの端末機種に取り入れられています。

DSDVの機能は、ほとんど前述のDSDSと同じです。1台のスマホに2枚のSIMをセットし、SIMを切り替えるこ必要がなく、どちらの電話番号に電話が掛かってきても電話と取ることが出来ます。

データー通信中であっても、もう一方の番号に電話が掛かってきても着信を受けることが出来ます。

しかし、通話中にもう一方のSIMでデーター通信を行うことはできません。また、同時に2つのSIMで通話を行うことはできません。

と、ここまではDSDSとDSDVはまるっきり同じ機能です。

しかし、唯一DSDVとDSDSとの違いは、同時にSIMを利用した場合、双方とも4G回線が利用できるということです。

DSDVは徐々にシェアを広げ、DSDSにとって代わろうとしています。

iPhoneも 13シリーズからDSDV対応の端末になりました。

DSDA(デュアルSIMデュアルアクディブ)

DSDAは、DSDVがさらに進化した働きを行います。

DSDVと同じく2枚のSIMをスマホにセットし、切り替えを必要とせず、どちらの電話に着信があっても対応することが出来ます。

当然データー通信中に着信があっても対応が可能です。また2枚のSIMを同時に利用しても4G回線が利用できます。

ここまでは、DSDVもDSDAも同じ働きをします。

唯一DSDVとDSDAの違いは、次の1点です。

一方のSIMで通話をしている時、別のもう一方のSIMでデーター通信を同時に行うことが出来ます。

DSDVの場合は、通話中に同時に2つのSIMを利用することが出来ませんでした。それがDSDAでは、2つのSIMを同時に分けて利用できるのです。

しかし、残念なことに国内でDSDAの端末が販売されたのは、2019年5月に発売された「Huawei P30」のみのようです。
そのためDSDA対応の端末は、凄い端末ですが幻の端末でもあります。

デュアルSIMスマホにお奨めの使い方?

では、今後供給が多くなると見込めるDSDVの端末を利用して、いかに安くスマホ料金を抑えるかをお話します。

安い音声通話SIMはたくさんあるけどやっぱり楽天モバイル

デュアルSIMの一方には、音声通話+SMS+データー通信のSIM(以下、音声通話SIMとする)を利用します。

音声通話SIMの料金は、ほとんどのMVNOで料金が下がりました。利用できるデーター通信量によりますが、月額500円そこそこの料金で利用できるプランも登場しています。

しかし、今回目指すのは音声通話SIMの料金は当然0円で利用し、その上通話料金も0円にすることです。

そんな都合の良いことにバッチリと当てはまるのが、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅴです。

そしてRakuten Link という専用アプリを利用することで、指定された通話先番号以外の国内通話料金はすべて0円になります。要するに「かけ放題」なわけです。

データー通信の利用は、1GBまでの利用においては0円です。1GB以上の利用があれば、段階的に料金は上がっていきます。従って楽天モバイルでは、必要最小限しかデーター通信は行いません。

楽天モバイルの通話に関する詳細はこちら

Rakuten Link の無料通話対象外になる電話番号の詳細はこちら

これで、通話料金は毎月ほぼ0円になります。

楽天モバイルのSIMは、カードタイプでもe-SIMでも対応可能です。端末の状態に合わせてカードSIMにするか、e-SIMにするかを選べます。

データー通信SIMの利用お奨めはFUJI WifiかIIJmio

もう一方の方のSIMスロット(SIMカードを入れるところ)には、データー通信専用のSIMを入れます。

お奨めの通信会社は、FUJI Wifi です。理由は、利用できるデーター量に対し、料金が安いということが一番ですが、それに付け加えて他社のように利用に関する制約がないことです。

料金においては、docomo、au、の2キャリアにおいては、12GB/月のデーター量で1,408円から利用できます。SoftBank回線においては、20GB/月のデーター量で1,760円となっています。

私は、docomo回線で30GB/月のデーター量を2,310円で利用しています。30GBのデーター量の利用であれば、最安値ではないでしょうか。

但し、FUJI Wifiの場合は、e-SIMの発行はなくすべてカードSIMの対応になります。

FUJI Wifi の詳細はこちら ⇨ 【FUJI SIM】

他にデーター通信のSIMがe-SIMの利用になりますが、IIJmioがお奨めです。

e-SIM利用の場合、最大データー量のプランは月間20GBまでですが、料金は1,650円と非常に安く設定されています。IIJmioのギガプランのe-SIMコースは、全体的に安く設定されているため、自分に合ったコースを選択しやすくなっています。

カードSIMの場合は、他社と比較してもそれほどお得感が感じられないので、今回はあまりお奨めしません。

IIJmioのギガプランの詳細はこちら

DSDVを利用するにあたって知っておきたい注意事項

たった一つだけDSDVの端末機種を利用するにあたって、十分理解しなければならない事があります。

それは前述しましたが、「話中においてはデーターSIMの利用はできない」と、言うことです。

例えば、楽天モバイルの通話プランとIIJmioのe-SIMプランを契約した場合、楽天モバイルで通話中に検索した場合、検索で利用するデーター通信は楽天モバイルのデータープランでありIIJmioの通信は利用できないということです。

そのため通話中にデーター通信を利用することが多い場合は、データー通信量が1GBを超過する可能性もあります。

先ほど「楽天モバイルのデーター通信の利用を最小限に抑える」と、申し上げたのは、このことなのです。

この状態を解除することが出来るのは、DSDAのデュアルスマホだけです。

シングルSIM端末でも音声通話SIMとデーターSIMの両方を使用する方法

デュアルSIMスマホだけが、音声通話SIMとデーターSIMの両方が使えるわけではありません。シングルSIMでもしっかりと両方のSIMを利用することが出来ます。

モバイルルーターを使う

方法としてはスマホの他にモバイルWifiルーターを使うという方法です。要するに2台持ちということです。

「えー!めんどくさい!」と、思う方もいらっしゃるでしょう。しかしこの方法が先ほど申し上げた通話に楽天モバイルを利用して、データー通信にはFUJI Wifiのデーター専用SIMを利用する形です。

現在のところモバイルWifiルーターには、e-SIM対応のものはありません。そのため物理SIMを利用することになります。そのためFUJI Wifi を利用することになります。

メリットとしては、確実に音声通話SIMとデーター通信SIMを分けることが出来きます。そのためデュアルスマホのように、通話中にデーター通信は音声通話SIMを利用するということはありません。

デメリットとしては、スマホとルーターの常に2台持ちになるため、ルーターを持ち忘れる、どこかに置き忘れてしまう、あるいは紛失してしまう、等のことがあります。
私もスマホとルーターの2台持ちをしていますが、紛失はないとしてもルーターを持ち忘れたり、どこかに置き忘れたりすることは、少なからずあります。

これが結構致命的なデメリットになることもあります。

お奨めのモバイルWifiルーターを紹介

お奨めのモバイルWifiルーターを3選紹介します。どれもリーズナブルな価格のモノを選びました。

富士ソフト+ F FS030W

 

富士ソフト + F FS030Wは、後継の富士ソフト + F FS040Wが発売されても、いまだに非常に人気があるルーターです。

人気の一つにバッテリーの持ちの良さが挙げられています。「WiFi連続利用時間が20時間」と、言うのは他のモバイルWifiルーターにはない特徴です。

対応バンドにおいては、LTE回線の利用においてバンド1、3、8、11、18、19、21です。4キャリアのバンドに対応しています。

価格は、Amazon販売価格にて10,400円で販売されています(カラー、ブラック)

Aterm MP02LN

 

Aterm MP02LNは、NECプラットフォームの製品です。私も2年強毎日利用しています。

MP02LNは、docomoとau回線のバンドに適応したモバイルWiFiルーターです。
対応バンドは、バンド1、3、19、26、です。

そしてもう一つ、Aterm MP02LSという機種があります。こちらは、SoftBank回線の周波数帯に適応しています。対応バンドは、バンド1、3、8です。

バッテリーの持ち時間は、WiFi通信時は10時間と公式にはなっていますが、新品の時でもそこまでは実際には持ちません。最大8時間ほどです。少しバッテリーの持ち時間が短いのが、大きなマイナス点になります。

しかし、私は使ったことはありませんが、海外ローミングでも利用できるとのことです。海外対応バンドは、バンド1、3、8(MP02LSのみ)となっているため、北米を除くほとんどの地域で利用可能です。

また、サイズがクレジットカードほどのサイズです。ポケットに入れても重さを全く感じません。たまに重さを感じないため、どこに置いたか忘れてしまうことがあります。(これは少し危険です。)

デュアルスマホを有益に使う 

これから販売されるスマホは、デュアルスマホが中心になって来るでしょう。

多くのスマホは、DSDVの型が主流になります。DSDVのスマホはDSDAのように使うことはできません。その部分をしっかりと理解しておけば、有益なデュアルスマホの使い方になります。

DSDAスマホが市場に安く提供されるのが非常に待ち遠しいですね。