皆さんの携帯電話は、どこの会社(キャリア)の物をお使いでしょうか?
NTT docomo ですか?それとも au ですか。それともそれとも ソフトバンクですか?(これらの携帯電話会社を総称して、3大キャリアと言います。)
しかし、皆さんのライフスタイルにもよりますが、3大キャリアの携帯料金は高く感じませんか。
もし、今までの携帯電話料金が高いなと感じた人には、携帯料金がお安くなる情報があります。それが格安シムです。
では、チョット格安シムはどのようなものか、覗いてみましょう。
格安シムとは一体何?
格安シムとは、docomoやauなどのスマホ料金よりも格段に安くなってる通信サービスです。
使い方によっては、月々のスマホ代が1000円代でも使用可能です。
では、スマホ代の安さを、ご案内していきます。
格安シムのシムってなに?
先ほどから「シム」という言葉を普通に使用していますが、それではいったい「シム」とはなんでしょう?
シムというのは、厳密にいえば、シムカードの事になります。このカードは、ICカードになっています。その中には、あなたの携帯電話番号やそれに基ずく情報等がインプットされています。
昔の携帯電話は、電話機そのものに電話番号を登録しましたが、スマホは、このICカードになっているシムを挿入することで、あなたの電話番号を認識します。
また、このシムカードを入れ替えて他のスマホに挿入しても、入れ替えた先のスマホがあなたの電話番号等を認識して、入れ替え前と同じように使用できます。
ただし、シムカードにはサイズがあります。標準サイズ(15㎜×25㎜)micto SIM(12㎜×15㎜)nano SIM(8.3㎜×12.3㎜)の三種類のサイズがあり、スマホ本体でいろいろ使用するサイズが違います。
例えば、iphoneはnano SIMを使用しています。
また,スマホはシムカードを挿入しなくても使用できます。
それは、スマホをwifiに接続することで、使用することができます。この場合、you tubeなどの動画視聴からインターネットの閲覧まで通常通りできます。(4G回線は使用できません。)
しかし、電話としての機能はシムカード無しではできません。
理由は、あなたの電話番号などの情報が入っているシムカードが、スマホに入っていないからです。
格安シムの格安ってなに?
格安シムの格安は、docomo,auそしてソフトバンクよりもスマホにかかる維持費(基本料金)が安い事業者ですよと、言うことです。
ではなぜ基本料金が安くできるのでしょう?
格安シム事業者は,docomo,auの通信設備の空いているところを間借りしているので、通信設備の保守作業は行う必要はありません。
要するに、設備維持の必要性はないので維持費となるコストがかかりません。
設備のレンタル料金をdocomoやauに支払うだけです。
こうして、格安シム事業者はそれぞれの特徴を凝らしたサービスを、、大手携帯電話会社よりも安く提供できるのです。
これが、格安シム事業者が安できる一番のからくりです。
アパートやマンションのオーナーと、部屋を借りて家賃を払う関係と同じです。
ちなみに、この通信設備を自分で運用しサービスを提供している事業者を「M.N.O」と言います。意味は、Mobile Network Operator(モバイルネットワークオペレータ)の略です。日本語では、「移動体通信事業者」と言います。
また、格安シムの事業者は、「M.V.N.O」と言います。こちらは、Mobile Virtual Network Operator(モバイルバーチャルネットワークオペレータ)の意味です。日本語になおすと、「仮想移動体通信事業者」と言います。
格安シムのチョット不便なところ
格安シムを契約を行うところから、使用に至るまでにおいてチョット不便なところを押さえておきましょう。
もし、あなたが、格安シムに乗り換えるのであれば参考にしてください。
① クレジットカードが契約時に必要
銀行口座引き落とし支払いができる事業者もあります。
しかし、格安シムの料金の支払い基本スタイルはクレジットカードを使用したものであるため、契約書を記入時にクレジットカードの登録も必要になります。
今のところ、銀行口座引き落としができる会社は以下のMVNOです。
・Y!mobile
・OCN モバイル ONE
・楽天モバイル
・UQモバイル
・BIGLOBE
② 今まで使用していたメールアドレスが使えなくなる。
今まで、@docomo.ne,jpや@ezweb.ne.jp, @softbank.ne.jpなど大手携帯電話会社のメールアドレスを使用してこられたでしょうが、格安シムに変更するとこのアドレスは使用できなくなります。
あらためて自分でフリーメールでアドレスを作成するか、もしくは格安SIM事業者も新しく自社ドメインでのメールアドレスを発行していますので、そちらを利用するかです。
しかし、格安SIMを次に乗り換えた場合、乗り換え前のメールアドレスは利用できなくなります。
また、メールアドレスの変更が必要です。
それを考えると、フリーメールの取得された方が後のことを考えると、賢明です。
フリーメールは、Gmail(Google)・yahoo!メールなどがあります。
③ 音声かけ放題プランはない
大手携帯電話会社などが行っているプランの一つに、かけ放題プランがあります。残念ながら格安シムの事業者の中にはまだありません。
通常の音声通話対応SIMは基本的に通信料が「30秒につき20円」と、なっています。以外にチョット高いですね。
ですから、チョットお友達と長電話をしてしまったとか、頻繁に電話をかけることがあるというときは、逆に格安シムに変更する前より、通話料金が高くなってしまう危険性は多分にあります。
しかし、かけ放題の「放題」と言うモノはありませんが、通話開始の5分か、あるいは10分の時間だけ無料になるというオプションがあります。
これは、非常におススメです。
④ 現在のスマホの機種はそのまま使用できない場合がある。
いわゆるSIMロック解除のことです。さて、SIMロック解除とは何でしょう?
これは、国内の携帯電話会社のスマホは、通信規格や周波数帯が微妙に違っているのでそれをSIMカードを使用して利用制限を行っています。この利用制限というのが、「SIMロック」です。
具体的にいえば、docomoで購入したスマホの機種はdocomoのSIMカードしか使用できません。auであれば、auで購入した機種にauのSIMカードしか使用できません。ソフトバンクもおなじです。
この、携帯電話会社の制限を解除することが、「SIMロック解除」になります。解除したことで購入した携帯電話会社以外のSIMを使用することができます。
いまあなたが使用されているスマホの機種が国内の携帯電話会社から購入したものであれば、基本的には格安シムを使用するためのSIMロック解除を行う事が必要です。
しかし、携帯電話会社と同じ格安シムを使用する場合は、SIMロック解除はほとんど必要ありません。
例えば、docomoの電話機を使用していた場合、格安シムをdocomoの回線を使用している事業者の物にすれば、スマホはそのままSIMカードを入れ替えるだけで使用できます。
これは、auやソフトバンクも同じことです。
格安シムの場合、1社でdocomo、KDDI (au)、Soft Bank 、のシムカードを用意している格安シム会社もあります。
LINE モバイルもその格安シム会社です。
格安シムのメリット、デメリット まとめ
格安シムを使用すると、本当に料金が安くなることは、使用してみれば十分にわかります。
ただし、安くなるというメリットに対して、注意点は付き物です。
先ほど挙げました4つの注意については、十分理解をしておいてください。
この4点のデメリットを理解されていないで、格安シムを利用すると後から非常に困惑する事態を招くことになります。
例えば、「SIMロック解除が必要なのに、解除をせず申し込んだため、スマホが使えない」などです。
格安SIMの利用は、キャリアを利用している時と比較して、スマホの料金が1/3~1/5ほどまで下げることができます。(あなたの格安シムの契約パターンによります。)
安さの魅力に、引きずられてしまうこともあるでしょうが、注意点だけはお忘れなくお願いします。