8月の下旬から約2カ月間、docomo提供のahamoを公私共に利用してきました。
私がahamoを利用することなんか、「可能性は0ではないけど、ほとんどあり得ない」と、以前は考えていました。ところが、簡単にahamoを契約しちゃいました。
そんなahamoを使って分かったメリットとデメリットをまとめました。ahamoの利用に迷っている方は是非参考にしてください。
私のahamoの使い方
ahamoのレビューをお話する前に、私のahamoの使い方について触れておきます。
私の場合は、通話とデーター通信の電話番号を分けて使用しています。
普通ahamoを利用するということは、ahamoにメイン回線として利用する電話番号を紐づけるのが普通ですよね。そこを別々の回線にしました。
その理由は、以下の通りです。
ahamoは契約の中に5分間の無料通話がセットされています。従って無料通話は、0円で利用できます。しかし、無料通話の5分を経過すると22円/30秒の通話料金が発生します。
そこで無料通話を超過したことを考慮して、無料通話5分を超えた場合は9円/30秒の格安SIMを利用しています。こちらもdocomo回線の利用です。
と、言うことで、私のahamoの利用は、データー通信のみになります。
私がahamoを使うようになった理由
私がahamoを利用することになった理由は、通信状態の良し悪しが理由です。
ahamoを利用する前の私は、以前にこのブログで紹介していました格安SIMのFUJI WiFiを2年間利用していました。
2年に渡り利用し続けていた理由は、利用できるギガと料金の関係が非常に良かったことです。月に30GBまで利用でき、料金は税込み2,310円と言う激安のプランでした。(現在はFUJI WiFiでこのプランは扱っていません)
FUJI WiFiからこのプランが発売された月に申し込みをして利用していました。利用当初から1年半を超えるぐらいまでは、通信状態においてはそれほど問題なくストレスもなく利用していました。
しかし2022年4月ごろから通信状態の悪化がみられるようになりました。以前はお昼時の動画は停止することなく視聴できましたが、そのころからはお昼の時間帯においては、視聴している時間よりも停止している時間の方が多くなりました。またお昼の時間帯以外でも頻繁に停止するようになりました。
ストレスが簡単に溜まる状態になったのですね。
そこでギガと料金の関係には未練がありましたが、やはり頻繁に動画が停止すること、Webの閲覧に時間が掛かることを考慮すると、諦めざる負えないと思い乗り換えを決心しました。
どこに乗り換えようか迷っていた時に、たまたま動画の広告でahamoが目に入りました。
「ahamoがあるじゃん‼」と、一瞬頭の上で電球が光りました。
そこでせっかく乗り換えるのであれば、安くて容量の多いMVNOよりも、docomoの直属であるahamoであれば通信状態は問題ない、料金も手ごろと思い決めました。
ahamo を使ってみた状態
実際にahamoを契約して使ってみると、さすがdocomoの通信です。今のところ使ってみたところのマイナス点は見当たらないと思われます。ここでのお話は、ahamoのメリットでもあります。
動画の視聴には問題ない
動画の視聴は、特に安定していることがすぐに実感できました。
若干お昼の時間帯の利用においては一時的に停止することがありますが、視聴に影響が出るほどの停止ではありません。
また、その一時的な停止に関しては、私の場合ストレスが発生するというほどのモノではありません。
お昼の時間帯を過ぎてしまえば、もう怖いものなしの状態です。
そしてWebの閲覧においては、時間帯に関係なく全く問題ありません。
改めて使ってみて気が付いたこと
ahamoは、docomoの通信網のため、5G回線の入りが非常に良いです。
docomoの場合、キャリアの中でも5Gの領域が非常に広く展開されています。
特にクルマで移動中などは5G回線がカバーしている領域が結構あるため、ずーっと5G回線のままでいることもあります。(そんなに長くないけど)
この5Gは、恐らくSub6の周波数帯に接続されているのでしょう。しかし5G回線の下では、動画が一時的な停止や、Web閲覧に時間が掛かるということは、ほぼ無いような気がします。
広範囲で5Gが利用できるのも、docomoのおかげですかね。
料金においては如何か?
料金も2,970円/月で20GBまで利用できるのであれば、とりあえず私の場合はO.K.です。
お財布に負担を掛けることは、今のところありません。また今後もそのような見通しはありません。
家にはホームルーターがセットされているため、わざわざahamoを利用することはありません。しかし外出が多い私の場合、以前から月々20GB弱のデーター量を消費していたため、使えるデーター量はちょうど良いころ合いです。
以前の格安SIMと比較すると、660円ほど料金が増えました。しかしこれも通信状態が良くなったとから考えると、納得のいく料金かなと思います。
20GBを超過した場合の速度制限について
ahamoの場合、その月の月間データー量の20GBを超えた場合、速度制限が掛かります。その場合は、通信速度が最大で1Mbpsまで落ちます。
私の場合、ahamoではまだ月間利用データー量の20GBを超えて利用したことがないため、ahamoで超えた場合の速度制限については、現段階ではまだできません。
しかし以前、格安SIM時代の楽天モバイルで、スーパーホーダイの通信制限、最大1Mbpsを利用していたところからお話します。(docomo回線です。)
最大1Mbpsの通信速度は、「使える」と、言うのが私の見解です。
You Tubu の視聴なども解像度が720p(HD)までなら、視聴は可能です。但し条件が悪ければ、720の視聴には障害が発生する可能性が大です。その時は480pでの視聴になります。
Webの閲覧には、全く支障をきたすことはありませんでした。
ただ、モバイルルーターにスーパーホーダイのSIMカードを入れて最大速度1Mbpsでは、2台以上のスマホと接続すると、大幅に使えませんでした。1Mbpsでは、2台のスマホの速度には対応できないようです。
と、言うことで、ahamo の通信制限は、私一人が通信するのであれば問題なく利用できると思っています。
ahamoのデメリット
ここまでのお話は、すべてがメリットにつてのお話でした。しかしahamoが必ずしも、メリットのみで展開されているとは言えません。
なにがしらデメリットはあるものです。ここでは、デメリットのお話をします。
ahamoを利用していて感じたデメリット
現在ahamoをを利用していて感じたデメリットは、正直なところ有りません。一部で展開されている通信速度の遅滞は、今のところ私には発生していません。
ただ一つだけですが、ギガの利用量に置いてに関しては思うところがありました。
それは私のように、それなりにahamoのギガ量(20GB)を利用するのであれば問題ないのです。しかしそうではなく使用するギガの量が少ない方の場合(例えば、月間ギガ量が3GBや7GBほど)は、料金と使用ギガ量の釣り合いが取れなくなります。
要するにギガの無駄が生じ、料金も勿体なくなる可能性が出てくるということです。そのような状況でahamoを使うのは、最初からデメリットを抱えての利用となります。
結論を申し上げるとギガの月間使用量が少ない方には、docomo回線で通信がスムーズであるとメリットを申し上げたとしても、料金との釣り合いが取れないためお奨めはしません。
ギガの使用量の少ない方にはキャリア通信であれば、SoftBankの
一般的に言われているデメリットはどうなのか
では、一般的にWeb上などで紹介されているデメリットについて、私の場合どうだったかお話します。
キャリアメール(docomo.ne.jp)が使えない
ahamoではドコモメール(docomo.ne.jp)は、提供していません。
但し、docomoのプランでドコモメールを使っていた場合は、ahamoでも引き続きドコモメールを使用することが出来ます。
docomoのプランからahamoに乗り換え手続きと同時に、「ドコモメール持ち運び」(330円/月)を申し込む必要があります。ahamoへのプラン変更が完了した後では、ドコモメールの手続きはできません。
私の場合は、ドコモメールなどキャリアメールを使わず、かれこれ10年近くGmailを使っているためahamoでキャリアメールが利用できなくても問題ありません。
家族割やdocomo光のセット割は対象外
docomoを家族で使用していた場合や、自宅のWiFiがdocomo光を使用していた場合、docomoの通常プランでは割引が発生していました。
しかしahamoでは、そのような割引はありません。元々の料金がdocomoの通常プランと比較すると安いためです。
私の場合、家族はぞれぞれ好きな通信会社を利用しています。ですから最初から家族割は考えていません。自宅のWiFiにおいてもdocomo光ではありません。
ギガの繰り越しがない
ahamoは、ギガの繰り越しシステムはありません。当月に余ったギガは、翌月になると消滅してしまいます。
ただ、余ったギガが翌月に繰り越されても、余ったギガと当月提供されるギガを合わせたデーター量を、使いきらないにしてもそれなりのギガを使うかと考えると、意外と使わない状況が多いのではないでしょうか。
月々に使用するギガの量は、特別な事がないか限り大きく変化することはありません。そう考えると、月々のギガの使用量は大体決まっています。
今月に余ったギガが持ち越されても、また来月に同じようなギガが持ち越されるのが凡そなので、それほどギガの持ち越しがあっても無くても同じなのではないでしょうか。
先述の通りあまりギガを使わない方には、非常に勿体なく感じるかもしれませんね。
留守番電話サービスは無い
ahamoの場合は、留守番電話・転送電話サービスはありません。
留守番電話サービスをお使いの方は、どれほどいらっしゃるでしょうか。恐らく多くの方が使用されていないのではないでしょうか。
なぜなら、あなたは通話先の相手が留守番電話になった時、必ずメッセージを入れますか?私もそうですが、恐らくメッセージを入れないでそのまま電話を切ってしまうのではないでしょうか。
そして折り返しの電話を待つのが多いのではないでしょうかね。
ビジネスにおいても、使うことは少ないと考えます。
また留守番電話サービスにおては、昨今のスマホに付帯されているものもあります。
現段階で私は、留守番電話サービス・転送電話サービスは利用していません。
店舗サポートは有料
ahamoは、基本Web上ですべて処理をすることになっています。新規やMNP転入(番号持ち出し)、そして各種の手続きなどすべてネット上で行います。
しかしどうしても店舗でのサポートが必要な場合、有料ですが対応をしてくれます。料金は3,300円です。
私も一度3,300円を支払って、店頭サポートを受けたことがあります。
私自身のahamoの契約は、新規契約であったため問題なくスムーズに行うことができ、数分で手続きは終了しました。
しかし、それ以前にMNPを利用してahamoの契約をしようとした私の子供の場合、ネット上での手続きが進みませんでした。何度最初からやり直しても、エラーが出てしまうのです。
何回か店舗の予約を取ってエラーの内容を見てもらったのですが、うまくいきませんでした。
とうとう私も業を煮やしてしまい、お金を払ってでもahamoの手続きを店頭でしてもらう決心をしました。
結果、ahamo契約に必要なdアカウントを入れる場所に、不可解な数字が入っていたためエラーが出てしまい手続きができないということがわかり、無事ahamoの契約が出来ました。
「契約に必要なdアカウントを入れる場所に、不可解な数字が入っていた」と、言うことなどは、一般の私たちにはわからない事です。サポートが受けられたのは良かったのですが、このような自分の落ち度でもないようなことに出費があるのは、少し解せないところでした。
ahamoの利用に向く人向かない人
では、すべての人がahamoを使うことに向いているはずはありません。どういう人が向いているのか、向いていないのかをお話します。
ahamoを使うことに向いている人はこんな人
ahamoの利用に向いている人は、次のような方です。
- 20GBほどのギガ、あるいは高ギガ(100GB)をつかう人
- 低料金でスムーズな通信を使いたい人
- 海外出張などで使用することがある人
- クレジットカードが作れない人
- 電話料金との合算での支払いをしたい人
20GBほどのギガ、あるいは100GBほどの高ギガを使う人
通常のahamoのギガの20GBぐらいを使う人、または「ahamo大盛り」を利用して100GBぐらいの高ギガを利用する方には、非常に向いています。
20GBで2,970円、100GBで4,980円で使用できます。
ギガの利用が多い人にはお奨めです。
低料金でスムーズな通信を求める人
先述の通り、20GBで2,970円、100GBで4,980円で使用できます。
そしてdocomo回線であるということを考慮すると、非常に通信環境も安心して使用できます。格安SIMのように時間帯によっては非常にストレスが溜まる状態になることはありません。
いつでもどこでも使いやすいです。
海外出張などで使用することがある人
私は海外でahamoを利用する予定はありません。
しかし、もしあなたが海外で利用することがあるとすれば、そのまま20GBまで使用できるので、海外での利用も大丈夫です。但し海外での通常利用の場合は、15日間までです。それを超えると速度制限(最大128Kbps)があります。
短期の出張や、ちょっとした海外旅行には最適です。
クレジットカードが作れない人
ahamoには、銀行口座引き落としの支払い方法があります。今回私もクレジットカード払いではなく、銀行口座からの引き落としを利用してみました。
多くの格安SIMをはじめとした通信会社は、信用調査済みのクレジットカード払いを用いています。
これでは何だかの問題でクレジットカードを作ることが出来ない方は、ahamoの使用ができません。そこで銀行口座振替を利用することでahamoを使うことが出来ます。
銀行口座振替を利用する場合は、契約者本人名義の銀行口座のみが対応しています。
ちなみに当月利用した分の口座振替日は、翌月の末日です。
電話料金との合算での支払いをしたい人
電話料金との合算でショッピング等の支払いをすることが出来ます。この場合、「d払い」と呼ばれるシステムを使用します。(他のキャリアでは、キャリア決算と呼んでいるところもあります。)
d払いとは、スマートフォンアプリを使い、バーコードまたはQRコードを読み取ることで決済をするサービスです。Paypayなどと同じようなし仕組みですね。
d払いの利用金額は、d払い残高に事前にチャージすることで使えます。
チャージは、銀行口座からのチャージ、セブン銀行からのチャージ、コンビニ払いのチャージ、クレジットカードからの支払い、そして電話料金との合算での支払いがあります。
銀行口座・セブン銀行・コンビニ払い・クレジットカード支払いは、docomoユーザーでなくてもd払いを利用することが出来ます。しかし電話料金との合算での支払いの場合は、docomo回線の契約がある方のみが対象になります。
ahamoを利用している方においては、この電話料金との合算での支払いが利用できます。
ちなみに公共料金の支払いも、家に居ながらd払いで済ませることが出来ます。
ahamoの使用について向いていない人
今度は、ahamoを使うことに向いていない方はどんな方かまとめました。
- 使うギガが少ない方
- オンラインでの手続きや処理でなく店頭で行いたい人
- キャリア提供の留守番電話や転送電話を使いたい人
使うギガが少ない人
こちらの向かない方の内容は、先ほどの「使ってみて気が付いたデメリット」でも申し上げた通りです。
ahamoから提供される20GBのギガをある程度消費することが無い方には、月額料金との兼ね合いも含めて非常に不向きといえます。
オンライン処理ではなく店頭サポートを希望する人
ahamoは基本的にオンラインですべて処理等を行います。そのため店頭サポートは、docomoショップでも推奨していません。
但し、私の経験でもお話した通り、サポート一回につき料金3,300円を支払うと店頭でもサポートを受けることが出来ます。しかしサポートを受けるごとに料金が掛かるのは、良いことではありません。
ある程度の手続きや処理を、自分で出来る、あるいはそれらを代役してくれる方がいる場合を除いては、あまりahamoをお奨めしません。
キャリア提供の留守番電話や転送電話を使いたい人
先述の通り、ahamoには留守番電話サービスや転送電話サービスはありません。
スマホ端末に留守番電話が付いている場合があれば、そちらを利用されるしか方法はありません。また転送電話サービスは、スマホに搭載されていることは現在ではありません。
これらのサービスを必要とされる方は、ahamoの利用をお奨めはしません。
ahamoを使ってみたお奨めポイント まとめ
私も契約するまでは、ahamoを使う事には少々不安がありました。
Twitterなどでは、とにかく通信速度が遅いという口コミが結構あります。当初は、「ahamoもdocomo回線を使用しているが、格安SIMとはちがうから大丈夫だろう。」と、言う考えでした。
しかし、いざ契約をする段階になりTwitterの口コミが気になり、「どうしようかっな」と、迷いが生じました。
それでも「使ってみないとわからないし、仮に通信速度が使い物にならないほど遅かったとしたら、その時は別の何かに乗り換えればいいや。どうせ初期費用や解約金は掛からないから」と、開き直りました。その結果、通信速度は問題なく現在も問題なく使っています。
もし、ahamoを使うことに迷っているのであれば、一度ahamoを使ってみることをお奨めします。
先ほどお話したデメリットや、アハモの利用に向かない人などの部分を除いて。仮に問題があるとすれば、あなたが通信速度が遅いと感じる問題以外は無いでしょう。
もしお気持ちがあれば、是非お試しください。