キャリア新プラン ahamo、LINEMO、povoを比較してみた

キャリア
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とうとう3社のキャリアから月額料金を今までよりも格段に安くなり、尚且月々のデーター量を20GBまで引き上げたプランが発表されました。

今回発表されたキャリア3社のプランは、ほとんど横並び一線です。わずかばかりの違いがあるのですが、なかなか見わけがつきづらくなっています。

最終的に、「何処も同じでしょ!」と、丸め込まれてもおかしくありません。

そこで3社の新プランを比較し、多少でも決め所となるポイントを探してみました。

あなたがもし3社のどのプランにしようか迷っているなら、是非参考にしてください。

尚、料金などの表記は、税別料金の表示としています。

キャリア3社の新プランの比較

キャリ3社の新プランは、非常に似通っています。まず3社のプランの似かよっている部分を抑えておきます。

各キャリアの新プランの共通内容

 docomo ahamoSofotBank On LINEKDDI(au)pove
料金/データー量2,970円(税抜
2,700円)/20GB

2,728円(税抜2,480円)/20GB

2,728円(税抜2,480円)/20GB
ネットワーク対応4G/5G4G/5G4G/5G(2021年夏頃)
速度制限ダウンロード速度最高1Mbpsダウンロード速度最高1Mbpsダウンロード速度最高1Mbps
テザリング無料で利用可無料で利用可無料で利用可
追加データー550円/1GB550円/1GB550円/1GB
キャリアメールなしなしなし
割引家族割・セット割適応なし家族割・セット割適応なし家族割・セット割適応なし
5分以内のかけ放題月額料金に込み月額料金に込み別途オプション

これら各社のプランには、契約期間の縛りは設けられていません。

ahamoとLINMOに関しては、上記の料金において「5分かけ放題」は標準サービスになっています。一方、povoにおいては上記の料金に対して、「5分かけ放題」はオプションサービスになっています。

povoにおいて「5分かけ放題」をトッピングする場合は、別途550円(税込)が必要になります。
KDDI(au)によると若い人(20代の方)はLINE通話などを利用することが多く、通常の通話を10分ほどすることが少ないため標準サービスから外したそうです。

このようなところで3キャリア各社の特徴が出ています。「5分かけ放題」の視点からまとめると以下のようになります。

 月額料金標準「5分かけ放題」有無オプション料金
ahamo2,970円(税抜2,700円)ありなし
LINEMO2,728円(税抜2,480円)ありなし
povo2,728円(税抜2,480円)なし
550円(税抜500円)

それ以外の特徴については、ほぼ3社同じ内容になっています。

各新プランの微妙に異なる点

それぞれの新プランの微妙な違いを挙げてみます。

 docomo ahamoLINEMOKDDI(au)pove
海外利用86の国と地域で利用可能アメリカ放題 適応検討中
e-SIM対応発表なしだが予定あり予定あり予定あり
かけ放題オプション別途1,100円(税込)必要別途1,100円(税込)必要別途1,650円(税込)必要

あえて「異なる点」として挙げてみましたが、いずれも3社のうち2社は同じように被ってしまう結果です。

海外利用についての特徴

海外で利用するのであれば、ahamoの利用がお薦めです。しかしahamoの場合、海外における利用が15日を超えると速度制限が発生します。
この場合の速度制限は、最高速度1Mbpsとなります。国内で利用する場合の速度制限と同じです。

一方LINMOの場合は、SoftBankが実施している「アメリカ放題」の利用になります。こちらは、グアム・サイパンを除くアメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)で利用可能です。
両サービスとも利用料金はかかりません。データー使用や日本とアメリカ間の通話において料金が掛からないシステムになっています。

povoについては、現在(povo発表時)のところ検討中ということです。国際電話のKDDIが運営しているので、それ相応の内容が期待できるところです。

e-SIM対応について

e-SIMとはSIMの形態がカードではなく、スマホの本体にあらかじめ内蔵されているSIMのことです。SIMの情報を読み取ることで利用できます。

そのe-SIMの対応については、ahamoが正式に対応を発表してはいません。LINMOとpovoに関しては対応予定を発表しています。

しかし、未発表とはいえahamoもe-SIMに対応することになるでしょう。ただ、このサービスの対応で遅れが生じる可能性があります。

各社独自のサービス

これまで紹介してきました横一線の3社におけるサービス以外で、各社が独自に取り入れたサービスについてみていきます。

LINMO : LINEデーター使いたい放題

現在のLINEモバイルが行っている「データーフリー」サービスと同じです。

LINEの利用においては、少なからずデーター量を消費します。このLINEの利用においてデーター通信量を消費しない状態のサービスです。

一日にLINEのメッセージを2~3回程度の送信しかしないという場合は、データー量の消費はそれほど全体のデーター量の負担にはならないでしょう。

しかし、LINEを利用しての通話はデーター量を多く使用します。

LINEモバイルの発表では、LINEアプリを利用してのビデオ通話を行った場合、1分で5.1MBのデーター量を消費し、10分では10倍の51MBのデーター量を消費します。
約3.25時間のビデオ通話を行うことにより1GBのデーター量を消費するといわれています。

このデーター量の消費を0にできるサービスをLINMOはオプションではなく標準サービスとして提供しています。

povo:データー使いたい放題24時間

povoの基本スタイルは、サービスを標準搭載にするのではなく、利用者が用意されたサービスを選択して利用するものです。KDDI(au)はそのシステムをトッピングと命名しています。

データー使い放題は、povoの特徴のトッピングして利用できるサービスの一つです。

テザリングを含めてデーター通信の使用が24時間使いたい放題になるオプションサービスです。料金は200円/1回です。

このトッピングを利用することにより、月間利用データー通信量の20GB以外として24時間データー通信が使い放題になるサービスです。

但しネットワークの混雑時間帯や、動画・クラウドゲームのプレイなどにおいて速度制限が適応される場合があります。

キャリアの新プランの注意点またはデメリット

3社のキャリアが提供する新プランにおいて、注意点を中心にお話しをしていきます。

ほとんどの注意点は、3社共通になります。

  • キャリアメールが使えない
  • 申込はオンライン形式のみ
  • 他の割引の併用ができない
  • LINMOとpovoに関しては、現時点でMNP手続きが必要

現在の時点で各キャリアから公開されている注意点はおおよそこの4点です。

キャリアメールが使えない

先ほど特徴でもお話した通り、現在利用中のキャリアメールは利用することができなくなります。

そのため、フリーメールなどの利用が必要になります。

キャリアメールとは、docomo.ne.jp、softbank.ne.jp、ezweb.ne.jpなどのdocomoやSoftBank、auから提供される@以降が自社ドメインで提供されるメールアドレスです。

一方、フリーメールとは、GoogleやYahooなどが無料で提供しているメールかドレスです。
Googleの場合Gmailという名称で提供されています。Googleアカウントを作成することでメールアドレスが取得できます。一人に対して複数のメールアドレスを作ることができます。

しかし、キャリアメールが利用できないとなると、非常に困る方も多いのではないでしょうか。
現在様々なところでメールアドレスを登録することが多い時代です。それをすべての登録場所のメールアドレスを入れ替えるのは、非常に困難な場合もあります。

申込はオンラインのみ、店頭では扱いなし

3キャリアから提供されている3つの新プランは、すべてオンラインからの手続きになります。

申込から始まり、問い合わせ、相談、MNP手続き、解約などすべてがWeb上でしか行うことができません。

仮に、問い合わせや相談、解約などの事で実店舗に出向いても新プランのことについては、受けつけてもらえません。

そう言った意味では、各社の新プランは高年齢層をターゲットにしたものではなく、若者層を狙ったものでもあります。

新プランを利用した場合、うっかり店舗に出向くことがないように気を付けてください。

家族割・固定回線利用の割引はありません

通常3キャリアとも家族で利用した場合、人数に応じて一回線ごとに月々の基本料金の割引があります。

また、そのキャリアが提供しているデーター通信の固定回線を契約することで月額料金がさらに割引になるサービスが行われています。

新プランにおいては、3社ともこの割引の対象になりません。一切の割引はないとお考えください。

追記

ahamo においては、1月14日にdocomo社長井伊社長より「ahamoをファミリー割引の対象にする」と、は発表がはありました。
詳細はまだ不明です。

LINMOとpovoにおいては、MNPが必要

SoftBankやY!mobileからLINMOに乗り換える場合と、auやUQモバイルからpovoに移る場合は、MNP(番号持ち出し)の手続きが必要になります。

尚、両社ともMNP手続き料、契約解除の手数料、申し込み手数料、に関してはSoftBank、au、あるいはY!mobile、UQモバイルからの乗り換えは無料で行っています。

docomoに関しては、ahamo発表当時は2021年5月ごろまではdocomoユーザーの乗り換えに関してもMNP手続きが必要とされていました。しかし、現在のところはシステム変更が終了したため簡単な手続きで乗り換えが可能になっています。

docomoのすべての手数料に関しては、内部や他社にかかわらず0円で実施されています。

キャリア3社の新プランを比較してみた まとめ

ahamo、LINMO、povoの内容を並べてみて比較してみました。

驚くほど3社同じ内容に追随したと感心する次第です。その結果、どのキャリアのサービスが良いと評価はほどんどできません。

オリジナリティを紹介しようとしたのですが、しいて言うなれば、LINMOのLINE使用時にはデーター通信量(ギガ)が掛からないサービスと、KDDDIの200円で24時間データー使い放題のオプションが差別化となるでしょう。

あなたがキャリアの新プランの20GBで2,980円(または2,480円)の部分に魅力を感じたのであれば、キャリアを利用している人はそのまま新プランにスライドをするのが良いでしょう。

しかし、LINMOのLINE データーフリーやKDDIのオプションに魅力を感じたのであればそちらに移行するのも一つの手です。

また、格安SIMを利用している方も、今回発表された新プランだと通信環境と月額料金、そしてデーター量を考えるとキャリア選択が良い場合もあります。

何分データー使用量が増え料金が安くなったのは、評価できるところです。しかし、あまりにも一番最初に公開したdocomoのahamoを基本にしたベースで後の2社が追随したため、何処どなく面白みのない結果になってしまったのは事実です。