あなたは、最近次のような経験をされていませんか。
「以前は契約したデーター量で十分であったのに、最近はなぜかデーター量がぎりぎりの状態になる」、「以前は余ったデーター量は次月に回すことが出来たのに、最近はデーター量が足りないぐらい」、あるいは「データー量が足りなくなり、追加購入してしまう」と、言うようなことです。
この症状は必然的に起こるものです。
こういう症状が出た場合、現在契約中の通信会社のプランの中に、あなたの利用に適したデーター量のプランがあればそれに変更するのがベストです。
しかし現在使用中の通信会社に、あなたの利用に適したデーター量のプランが無い場合は、乗り換えの検討も視野に入れておく必要があります。
そうなると必然的に料金は上がりますが、追加でデーター量を随時購入するよりも費用は掛からなくなり、データー量の使用を控えなければならないというストレスからも解放されます。
そこで今回は、「なぜ以前はデーター量が足りていたのに最近はデーター量が足りなくなってきているのか」と、言う内容のお話をします。
そしてもしあなたが上記のような理由で乗り換えを検討する場合、参考にできる通信会社のプランも紹介いたします。
昨今は以前に比べ比較的い簡単に通信会社の乗り換えができるようになりました。いろいろな意味で乗り換えを検討されている方は、参考にしてください。
データー量が足りなくなるのはなぜ
コロナ禍の期間は、特に在宅ワークを中心としたリモートワークをする方が多かったのではないでしょうか。
在宅中においては、各家庭にWiFi設備を設けている場合は、スマホのデーター量を最小限に抑えることが出来ました。月々のスマホのデーター量を3GB程度にしても、充分間に合うことも多々あります。
またWiFi設備の利用ができる外出先であれば、スマホのデーター量の使用は抑えることが出来ます。
しかしWithコロナの社会になった現在、コロナ禍真っ最中の時と比較すると外出する機会も増え、それに伴い外でスマホのデーター量を消費する機会も多くなってきているはずです。
またコロナ禍如何に関わらずた私たちの消費するデーター量は、気が付かないうちに徐々に増えてきています。
実際2、3年前の使用データー量と、現在のデーター量の使用量はほとんどの方が増えています。これはネット上でやり取りされるトラフィックが増えているからなのです。
トラフィックをIT・通信分野の言葉として簡単に言うと、ネット上でやり取りする時間に対する情報量のことです。
ゲーム数やブックマークの数、視聴動画の数などではなく、どれほどの時間ゲームをしているか、ブックマーク等のWebページの閲覧をどれぐらいしているか、あるいは動画の視聴の時間の問題と言うことです。
要するに「一定時間内にどれほどのデーター量を消費しているか」と、言う問題になります。
あなた自身を振り返ってみると、ゲーム(通信ゲーム)する時間が増えている、Webページの閲覧時間が長くなった、動画視聴の時間が以前より増えている、と、言ったようなことに思い当たることはありませんか。
それを踏まえると、月々のデーター量の消費は2~3年前の状態では追っつかなくなるのは当然です。
それなら逆に2~3年前に戻って、データー量の消費を抑えればよいのでしょうが、恐らくそれは大変難しいことです。
そうすると、対策としては月々のデーター量を増やすしかないですね。
冒頭でも触れましたが現在の通信会社でプラン替えが可能であれば、それを行うのが最善策です。そうでない場合は、乗り換えの検討を行うことをお奨めします。
乗り換え先5社の紹介
ここでは実際に筆者が利用した通信会社を中心に、月々10GB~20GBまでのデーター量がそれほど高くない料金で利用できる会社を紹介します。
- HISモバイル
- IIJmio
- 楽天モバイル
- NUROモバイル
- 日本通信
以上の5社を紹介します。
HISモバイル
HISモバイルは旅行斡旋業のHISと、この後紹介します日本通信が共同で設立した格安SIM(以下MVNO)です。
HISモバイルの複数あるプランの中でお奨めは、「自由自在290プラン」と「自由自在スーパープラン」です。
「自由自在スーパープラン」は、2023年7月からの新スタートです。それまでは、「自由自在スーパープラン」に含まれる20GBと50GBのプランは、「自由自在290プラン」に含まれています。
しかしいずれ2つのプランになるため、ここでは「自由自在290プラン」と「自由自在スーパープラン」に分けて紹介します。
自由自在290プラン
「自由自在290プラン」は、音声通話プランです。docomo回線の利用となり、e-SIMへの対応も可能です。筆者も実際にe-SIMで現在も利用しています。
利用できるデーター量と料金の関係は、以下の表のとおりです。
データー量 | ~100MB | ~1GB | ~3GB | ~7GB |
月額料金 | 290円 | 550円 | 770円 | 990円 |
100MBまでの料金は290円ですが、このデーター量は実用的ではありません。理由は、100MBと言うデーター量はあまりにも少なすぎるからです。
「自由自在290プラン」のお奨め点は、7GBまでの料金です。7GBで990円と言う料金は格安SIM業界でも最安値です。ここは狙い目ですね。
「自由自在290プラン」の場合、5分かけ放題はオプションとして別料金(500円)になります(完全かけ放題1,480円)。
万が一の時のデーター量の追加ですが、1GBの料金が200円(税込)とこちらも業界最安値です。ちなみに通信制限が掛かった場合、通信速度は200Kbpsまで遅くなります。
「自由自在スーパープラン」
「自由自在スーパープラン」は、旧「自由自在290プラン」の20GBと50GBのプランを独立させたプランになります。もちろんdocomo回線を利用しています。
データー量 | ~20GB | ~50GB |
月額料金 | 2,190円 | 5,990円 |
20GBまでの料金が2,190円は業界最安値ではありませんが、非常に安値です。docomo提供のahamo、au提供のpovo2.0、SoftBank提供のLINEMOと比較すると、安さは明確です。
50GBの場合は、ドコモの「ahamo大盛り」の方が安いですね。
また「自由自在スーパープラン」の特徴として、「5分かけ放題」が標準提供されています。20GBの場合も50GBの場合もそれぞれ2,190円、5,990円の料金で「5分かけ放題」が利用できます。
いつ何時通話をしても、指定された通話先以外は「5分かけ放題」が適応されるということです。これはチョット大きな特典です。
一方「自由自在290プラン」の7GBから、「自由自在スーパープラン」20GBまでは結構間が空きます。
データー量の消費がそれなりに多い方でないと「自由自在スーパープラン」はお奨めしません。「自由自在スーパープラン」をお奨めするのは、だいたい15GB以上のデーター量を月々消費する方です。
自由自在プランにおいては、余ったデーター量の次月への持ち越しサービスは実施されていません。
7GB以上15GB未満のデーター量のプランをお探しであれば、この後紹介する通信会社のプランがお奨めです。
データー量の追加は、「自由自在スーパープラン」も1GBの料金が200円(税込)とこちらも業界最安値です。
ちなみに通信制限が掛かった場合、こちらも通信速度は200Kbpsまで遅くなります。
通話料金は業界一安い
一方通話料金ですが、こちらも3度目の業界最安値です。他のMVNOが11円/30秒と言う料金設定の中で、9円/30秒です。キャリアの22円/30秒よりも大幅に安いです。
筆者はこの9円/30秒の料金に魅かれて、HISモバイルの利用を開始しました。
音声通話は、docomoのVoLTE(HD+)です。VoLTE(HD+)は、現在の通話品質レベルで最高です。VoLTE(HD+)の対応端末の利用の場合、対VoLTE(HD+)同士(docomo回線同士)では、音声が非常にクリアに聞こえます。
HISモバイルのデメリット
約10ヶ月間HISモバイルを利用してきて思うデメリットは、唯一申し込み時に事務手数料3,300円が必要になることです。
これさえなければ、ほんと最高なのですが。