データーSIMとは?SNS対応とそうでないデーターSIMの違い

SIMcard

あなたは、MVNOの料金プランの説明などを、ネットなどでご覧になったことがありますか。ネットでなくても広告表示でも。

そこには、音声通話SIM、データーSIM、おまけにデーターSIM(SNS対応)など、SIMの金額やGBプランが記載されているはずです。

そんなSIMカードの中で、音声通話SIMは何となく想像がつく方が多いでしょう。しかし、「データーSIM」や、はたまた「SNS付き」、など書いていると「何なのそれ?」って思う方も多いのではないでしょうか。

これらのSIMカード達は、それぞれの働きがあります。それぞれの用途に合わせた使用方法により、料金の変動が起こります。

今回は、そのSIMカードの働きとその違い、特にデーターSIMとデーターSIM(SNS対応)の違いを中心にお話をします。

データーSIMカードとは何をするものか

データーSIMカードは、どのようなシーン(状況)で使用するのかを理解していただければ、簡単に理解していただけます。

データーSIMカードの利用方法は?

データーSIMは、モバイルルーターなどに使用します。モバイルルーターとは、個人で携帯できるWi-Fiルーター(端末機)の事です。

現在、多くのモバイルルーターを利用したサービスが、各通信会社から提供されています。例えば、WiMAX、ポケットWi-Fiなどは、最も有名なサービスです。

これらのサービスで提供されるモバイルルーターの中にも、サービス提供会社のデーターSIMカードが挿入されています。(多くの場合は、自分で挿入します。)

MVNOのデーターSIMカードはどんな時に使うのか

では、一般的なMVNO(LINEモバイル、UQモバイル、楽天モバイルなど)のデーターSIMカードは、どのような時に利用するのでしょうか。

MVNOのSIMカードも、モバイルルーターに使用します。しかし、こちらのモバイルルーターは、先述のモバイルルーターサービスを利用するために購入や譲渡される物とは違います。

MVNOのデーターSIMを利用する場合は、基本的にあなたが自分でモバイルルーター端末を用意します。SIMフリーと言われる、docomやKDDI(au)、SoftBankのロックが掛かっていない端末が、一般的に流通しています。

ネット通販などで、多くの端末が販売されています。

その端末に、自分が契約したMVNOのデーターSIMカードを挿入して、自分専用のモバイルルーターを作成します。

この様に、データーSIMカードは、データー通信の基地を作成するための物と考えてください。

データーSIMカード(SNS対応)の場合はどのように違うのか

一方、データーSIMカード(SNS対応)のカードは、どのような状況で利用するのでしょうか。データーSIMカードとデーターSIMカード(SNS対応)との金額の差は、大体130円から150円ぐらいが相場です。

では、そんなわずかな金額の差なのだから、大した違いはないようにも見えます。しかし、SNSを多く利用する方には、非常に重要なデーターSIMカードになります。

データーSIMカード(SNS対応)の利用方法は、どんな時?

データーSIMカード(SNS対応)の利用は、タブレットなどの端末に利用されます。

iPadなどの端末では、基本、音声通話はしないですよね。

ここで言う音声通話とは、090、080、070、で始まる電話番号を持つ電話(通常通話料金が20円/30秒である。)の事をです。

仮に音声通話をするとしても、LINE通話や050ナンバーの電話、いわゆるインターネット電話ですね。

しかし、通話をしなくてもiPadのようなタブレットでは、SNSを行うことは多々あります。Twitter、Facebook、Instagram、LINEなどのSNSです。

その結果、先にお話したデーターSIMカードのみであると、SNSの通信ができません。

ネットサーフィンなどの閲覧や、動画を視聴するということはデーターSIMカードのみでも可能ですが、Twitter、Facebook、Instagram、LINEを、利用することができないため、データーSIMカード(SNS対応)カードが必要になります。

音声通話SIMカードが、3種類のSIMカードの中で最強

音声通話SIMカードは、先ほども簡単に触れましたが、電話で音声通話を行うためのSIMカードです。

音声通話SIMカードが最強なのは、データーSIMカードの働き、データーSIMカード(SNS対応)の働き、そして音声通話の働き、と3つの働きをそなえているからです。

ホームページや動画を視聴したり、Twitterに投稿したり、LINE通話をしたり、美容院に予約の電話を入れたり、すべてのことが可能です。

音声通話SIMカードはマルチに稼働する

音声通話SIMカードは、他のSIMカードの働きをも兼ねているといいました。

そこで、モバイルルーターに音声通話SIMを挿入した場合、モバイルルーターは、Wi-Fiルーターとしての機能を果たせるのでしょうか。

答えは、Wi-Fi機能を利用することができます。

タブレットなどに、音声通話SIMカードを挿入すると、タブレットでSNSの機能を利用することができます。もちろん、ネットの閲覧や動画視聴も可能です。

また、通話機能があれば、音声通話も可能です。(この場合、その時点でタブレットではなくスマホになってしまいしますね。)

データーSIMとデーターSIM(SNS対応)の違い まとめ

データーSIMカードとデーターSIM(SNS対応)の違いは、お解りいただけたでしょうか。

料金は、音声通話SIMカードと比較すると、それほど大きくはありませんが差は生じます。データーSIMカードでも、SNS対応とそうでないデーターSIMカードの金額はのほんの少しの違いですが、利用範囲が大きく違ってきます。

音声通話SIMカードよりもデーターSIMカードの利用範囲が狭いため、料金もそれなりに下がります。

中には、音声通話SIMカードしか扱わないMVNOのプランもあります。楽天モバイルのスーパーホーダイは、音声通話プランのみの扱いです。

従って、皆さんがMVNOとスマホの契約をするとき、データーSIMカード関係のプランは必要なく、音声通話プランだけを考えれば良いということです。