楽天モバイルはすべての人にお奨めではない。時にはMVNOがお奨め

Rakuetn UN-LIMIT Ⅵ
OCNモバイルONE

私も本格的な楽天モバイルユーザーになり、半年が経過しようとしています。そこで使ってみてわかったのは、楽天モバイルをお奨めする人の違いです。

楽天モバイルがお奨めなのは、「データー量(ギガ)を大量に(20GB以上)に利用する方、あるいは楽天モバイルと他社を組み合わせて利用する」、のいずれかになります。

ではそれ以外の5GBや7GB、10GBなどのミドルレンジの方は、楽天モバイルを利用することでお得感を出すことが出来るのでしょうか。

今回は、データー量を大量に使う方に楽天モバイルがお奨めの理由と、ミドルレンジのデーター量の利用の方は楽天モバイルの利用はお奨めなのかという点についてお話します。

まずはデーター量を大量に消費する方には楽天モバイルがお奨めの理由から見てみましょう。

20GB以上のデーター量を利用する方にお勧めの理由

当然ギガを大量に消費する方には、楽天モバイルの20GB以上の利用は3,278円(税別2,980円)の料金はとても安くなります。
30GBのデーター量(ギガ)を利用しても、50GB利用しても、100GBのデーター量を超過しても、3,278円になるからです。

 

キャリアと比較してみると

データーを大量に消費する場合、月々の支払い額が高額になるのは当然です。キャリアの場合、通常プランにおいては60GBや無制限にデーター量を利用できますが、料金もそれなりです。

しかし、それでは意味がありません。そこで、2021年春に登場した各キャリアの「シンプルであり、高データー量を消費できるが、低価格であるプラン」と、楽天モバイルを比較してみます。

ahamo の場合

ahamoの場合月額料金は2,980円(税抜2,700円)/20GB、povoの場合月額料金2,480円(税別2,728円)/20GBです。仮にデーター量の使用量が規定量の20GBを超えてしまうと、1GBにつき550円の追加購入が必要になります。

それを考慮すると20GBのデーター量(ギガ)の使用を超えた段階で楽天モバイルを比較をすると、ahamo の料金は確実に超過になります。

LINEMOの場合

SoftBankから提供されているLINEMOの基本スタイルは、20GBのデーター量で月額料金2,728円(税別2,480円)となります。
LINEMOの場合は「5分かけ放題」は、通話オプションとなります。

「5分かけ放題」は、利用月から13ヶ月間は無料で利用できます。しかし利用開始月から14ヶ月目より550円の利用料金が上乗せされます。

よってLINEMOの利用2年目からは、月額料金3,278円(税別2,980円)です。この段階でLINEMOは、楽天モバイルと同じになります。

20GBのデーター量を超過した場合においては、ahamoと同じく1GBにつき550円のデーター利用料が加算されます。

povoの場合

auが運営するpovo においては、2021年9月においてpovo2.0 に変更されます。

基本スタイルは、ahamoやLINEMOとはちがい、基本料金は0円になります。その0円の状態からユーザーが利用するトッピングをメニューから選択し、月々の利用とします。
「基本料金の0円の状態で使い続けることが出来ればpovoの利用も有りか!」と、思ったのですが、以下のような制約があります。

最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる場合があります。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合あります。
                                    povo公式サイトから引用

データー通信のメニューは以下の通りです。

1GB390円(税別355円)/7日間
3GB990円(税別900円)/30日間
20GB2,700円(税別2,455円)/30日間
60GB6,490円(税別5,900円)/90日間
150GB
12,980円(税別11,800円)/180日間
データー使いたい放題330円(税別300円)/24時間

3GBと20GBのトッピングは、30日間に利用できるデーター量の料金です。

20GBの場合30日間で2,700円の料金は、キャリア3社の中では最安値とも言えます。

一方60GBと150GBの場合は、それぞれ90日間と180日間で利用できるデーター量です。

60GBの場合は3ヶ月間で利用する場合、均等割りをすると月々20GBで2,163円です。楽天モバイルとほぼ同じ料金ですね。

150GBの場合は6ケ月間で利用するとした場合、均等割をすると月々25GBで2,163円です。これも25GBまでは楽天モバイルとほぼ同じ状況で利用できます。

但し、データー量(ギガ)を追加する場合は、1GBにつき550円の料金が加算されます。

結果的には、povoの場合も25GB以上のデーター量を利用するのであれば、楽天モバイルよりも割高になってしまうという結果です。

MVNOと比較すると

一方MVNO(格安SIM)と比較をした場合です。比較の対象は、IIJmio のギガプランです。

IIJmio のギガプランは、MVNO の中でも非常に安い料金プランです。

音声通話プランの20GBのデーター量の料金は、2,068円(税別1,880円)の料金です。

ちなみに、楽天モバイルの場合、20GBまでのプランの料金は、2,178円(税別1,980円)です。この場合110円ほどの料金が、IIJmio のギガプランの方が安くなります。

データー量の追加は、1GBにつき220円(税別200円)の料金です。

例えば20GBのデーター量を超えた場合、楽天モバイルと同額の3,278円(税別2,980円)までデーター量を追加するとしたら、5GB分の追加が可能です。

この場合povoの180日で12,980円のコースと同じ状況になります。結果的に25GBまでのデーター利用であれば、IIJmio のギガプランのほうが安くなります。

逆に26GB以上のデーター量の利用の場合、MVNOの料金プランと比較しても楽天モバイルのプランの方がお得になります。

高データー量を総月額料金を安くする方法

では逆にデーター量を、ほとんど利用しない方の場合を見てみます。

楽天モバイルの料金システムでは、0GB~1GBまでのデーター量(ギガ)の利用料金は、0円です。

ここが他社との大きな違いです。現在のところスマホの利用を契約した場合、月々の利用料金が0円で利用できるプランはありません。0円になるプランがあるのは楽天モバイルだけです。(楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵ は、6ヶ月間の利用がなければ(休眠回線等)利用停止、契約解除の対象になります。povoの場合は、一定の時期から180日以内にデーター通信のトッピング購入が必要)

筆者もこの0円という料金プランを利用し、月々の料金を非常に安く抑えています。

筆者の利用方法を紹介

筆者の場合、楽天モバイルのデーター通信の利用を0円に抑えるために月々のデーター量の利用を0GB~1GBまでの範囲内に抑えるようにしています。

楽天モバイルにおいては、通話のみの利用としています。

その通話においては、当初はRakuten Link を利用していました。しかしいくら通常の通話が0円にできる機能を持った通話システムといえども、何分Rakuten Link の利用は時と場合によって難があるため現在は利用していません。(現在は楽天モバイルの「10分かけ放題」(月額料金1,100円)を利用しています。)

では、データー通信のギガはどのように補っているかというと、まず自宅内では家庭内WiFiがあるため問題はありません。外出時においては、私の場合【FUJI SIM】 を利用しています。

FUJI SIMのプランの内容は、docomo回線の30GBプランを利用しています。料金は、月々2,310円(税別2,100円)で利用できます。(デポジットプランを利用中)

筆者の場合、月々のモバイルデーター量の利用量は、大体20GB代中ほどになります。そうするとデーター容量が30GBで2,310円で済むのであれば、最も安いのではかと自負しています。

このような使い方をしているため、楽天モバイルのデーター量が0GB~1GBまでの使用においてはとてもお奨めです。

但し、私のスマホはあえてRakuten BIGを利用しているため、モバイルWiFiルーターを利用しています。

そのほかの利用例

20GBまでのデーター量を利用する場合の格安利用の例です。この利用例の条件は、デュアルSIMでありe-SIMが利用できるスマホを対象としています。

iPhoneであれば、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の端末が対象です。Androidは、Google Pixel 5a (5G)、Google Pixel 5、Google Pixel 4a (5G) などが利用できます。

音声通話は楽天モバイルを利用します。この場合、Rakuten Link を使う前提です。楽天モバイルではデーター利用量を0GB~1GBに抑える必要があります。

その代わりにデーター通信においては、IIJmio のデータープランを利用します。IIJmio のギガプランのコースは、20GBまでのデーター容量において5段階に区切られています。

今回はIIJmioのデータープランの中でも、e-SIMのコースの20GBを対象とします。IIJmio のギガプランのe-SIMコースは、音声通話とSMSの利用は設定されていません。データー通信のみです。

料金は20GBで1,650円(税別1,500円)と、非常に安くなっています。

 2GB4GB8GB15GB20GB
音声SIM(データー通信+音声通話機能)858円(税抜780円)1,078円(税抜980円)1,518円(税抜1,380円)1,848円(税抜1,680円)2,068円(税抜1,880円)
SMS機能付きSIM(データー通信+SMS)825円(税抜750円)1,045円(税抜950円)1,485円(税抜1,350円)1.815円(税抜1,650円)2,035円(税抜1,850円)
データー通信専用SIM(データー通信/タイプDのみ)748円(税抜680円)968円(税抜880円)1,408円(税抜1,280円)1,738円(税抜1,580円)1,958円(税抜1,780円)
e-SIM (データー通信/NTTドコモ網のみ)440円(税抜400円)660円(税抜600円)1,100円(税抜1,000円)1,430円(税抜1,300円)1,650円(税抜1,500円)

月々のデーター量の使用が15GB以上20GB以下で、デュアルSIM対応のスマホを利用されている方には、楽天モバイルを利用するよりもお得感が増すでしょう。

データー利用が少ない場合には楽天モバイルはお奨めなのか否か

楽天モバイルが、データー量を大量に利用する場合(20GB以上)と、ほとんどデーター量を利用しない場合(1GB未満)は、楽天モバイルを利用した方がお得になる場合をお話してきました。

では、データー利用量が中間層(5GB、7GB、10GBなど)になる場合はどうでしょうか。このあたりを楽天モバイルとMVNOの料金の様子から見ていきます。

楽天モバイルのデーター利用量が中間層の場合

楽天モバイルの場合の中間層は、大きく2種類になります。

一つは1GB~3GBまでのデーター量の利用になり、料金は1,078円(税別980円)。もう一方は、3GB~20GBまでのデーター利用が可能で、料金は2,178円(税別1,980円)です。

1GB~3GBまでの利用の場合

多くの方が仕事を含め外出を自粛することを強いられている現在、家庭内WiFiを利用される場合が多くなってきています。
そのため、特にモバイルデーター量を多く使う必要は少なくなったと言われています。

そのため現在では多くの方が、3GB未満の利用量でも対応可能です。

楽天モバイルの場合、3GBまでのデーター量の利用においての1,078円はそれほど高い料金ではありません。しかし、気分的に1,000円を僅かばかりオーバーしているため、1,000円以下の利用金を提供しているプランの方がお得感があります。

1,000円以下の料金を提示しているのは、SoftBankから提供されているLINEMOです。3GBまでのデーター量の利用で税込み990円(税別900円)となっています。

どちらを選択するかと言われたら、私自身もこの場合では結構悩みます。僅か88円の料金差ですが、この差をどのように感じるかはあなた次第ですね。

但し、LINEMOの場合「LINEギガフリー」というサービスがあり、いつものLINEの送受信、通話やトークもデーター量(ギガ)の利用は0ギガで利用できるサービスが付帯されています。

3GB~20GBまでの利用の場合

結論から言うと、3GB~20GB未満の利用の場合が楽天モバイルの料金設定の中で、最もお奨めしない(できない)プランです。

理由は、「3GBまでのデーター量の利用では少し足りない、もう少し5GBや7GBのデーター量が欲しい!」と、言った場合、20GBまでのデーター量の料金(2,178円(税別1,980円))を支払う必要があるからです。

楽天モバイルは、5GB、7GB、10GBなどの細区分がありません。料金の差があったとしても結果的にahamo、povo、LINEMOと同じ料金構造になってしまっています。

このあたりのデーター量の設定があれば、非常にお奨めであったかもしれません。

では5GB、7GB、10GB、あるいは20GBまでの細かい料金プランが欲しい場合はどうすればよいでしょうか。

答えは、MVNOを利用することです。次の項目でその辺りをお話します。

データー利用量の中間層の利用にお奨めするプラン

お奨めするMVNOのプランは、先ほども紹介しましたIIJmio のギガプランです。

先ほど紹介したように、音声通話のプランを取り上げると、

  • 2GB(858円(税別780円))
  • 4GB(1,078円(税別980円))
  • 8GB(1,518円(税別1,380円))
  • 15GB(1,848円(税別1,680円))
  • 20GB(2,068円(税別1,880円))

です。

このようにデーター量プランが小分けになっていると、自分に合った必要データー量を選択しやすくなり、無駄に料金を払う必要もなくなります。

また前述で紹介したように通話においてはRakuten Link を利用し、データー量においてはギガプランのデーターSIM、あるいはe-SIMを利用することで、より通信料金を下げることも可能です。

このようにしてデーター利用の中間層の場合においてだけは、楽天モバイルのお奨めではなくMVNOのIIJmioのぎがプランの利用をお奨めします。

楽天モバイルのお奨めはどんな人 まとめ

紹介してきました通り楽天モバイルの最もお奨めの方は、月々のデーター量の利用が20GB以上の方です。
なんと言っても20GB以上のデーター量をどれだけ利用しても料金が3,278円(税別2,980円)の据え置きだからです。

逆に最も楽天モバイルの利用をお奨めしない場合は、「データー量の利用量が少なくはないが、多くもない」場合です。
3GB以上のデーター量を利用する場合です。お奨めしない理由は、3GBのデーター量をオーバーした段階で20GBまでの料金を支払わなければならないからです。

それなら、プランが細分化されているMVNOを利用する方が、自分に合ったプランを選択でき料金の無駄も省けるのです。

全体的に見ても楽天モバイルも確かに安い料金設定です。しかしあなたのスマホの使い方に合っているかどうかは別問題です。

今、あなたのデーター量(ギガ)の使用量をしっかりと把握してあなた自身に合ったプランを選択しましょう。