こんにちは!西北院です。
いつもご覧いただき有難うございます。
楽天モバイルの利用を開始したことは、以前にお話させていただきました。「非常に使いやすい格安SIMです。」と、言うことはお話しました。ほんと、其のとおりなんです。
さて、楽天モバイルを契約した本当の狙いは、以前にもこのブログでお話した事に、挑戦するためのです。
その挑戦した内容は、「楽天モバイルを利用し、自分流の格安モバイルルーターを作成」です。
実際に楽天モバイルのSIMカードと、前回お話しました「Aterm MP02LN」を組み合わせて、自分流のモバイルルーターを作って利用してみました。
今回は、その報告をお話します。
楽天モバイルのスーパーホーダイSIMをAterm MP02LNに挿入してみる
楽天モバイルスーパーホーダイのSIMカードは、音声通話用のSIMカードです。
まず、このSIMカードを、モバイルルーターに挿入して、本当にデーターSIM代わりに利用できるかどうかを確認してみました。
結論から先に申し上げると、全然、全く、普通のモバイルルーターとしての利用ができます。当然ですよね。
なぜって、楽天モバイルスーパーホーダイのSIMカードは、データー通信とSMSと音声通話ができるSIMカードなのですから。
https://lifemarket10-blog.com/post-2919
楽天モバイルスーパーホーダイのSIMカードは開通が必要
楽天モバイルスーパーホーダイのSIMカードは、台紙に綴られたまま手元に届きます。
ですから、丁寧にはさみや、ニッパを利用して、台紙からSIMカードを取り外します。
台紙から取り外したすぐにAterm MP02LNにSIMカードを挿入しても、「SIMカードが読み取れません。」と、Aterm MP02LNの画面にメッセージが出ます。
Aterm MP02LNでスーパーホーダイのSIMカードを利用するには、SIMカードの開通が必要になります。
この開通作業は、現在利用されているスマートフォンを利用します。
但し、現在利用されているスマートフォンは、限定されます。docomoのスマートフォンか、SIMフリーのスマートフォンに限定されます。
KDDI(au)や、Softbankのスマートフォンでは開通作業はできません。理由は、スーパーホーダイのSIMカードは、docomo回線だからです。
KDDI(au)やSoftbankのスマートフォンを利用の方は、SIMロック解除をしてからスーパーホーダイSIMの開通作業を行います。
開通作業は何をするのか
開通作業は、実際にスマートフォンを利用してAPN設定を行います。
もっと簡単に言うと、現在利用しているスマートフォンに、一度、楽天モバイルの設定を登録します。
それにより、楽天モバイルのスーパーホーダイの回線を利用して、インターネットにつながるようにします。
APN設定は、AndroidとiPhoneとでは違いがあります。
Androidの場合
Androidの場合は、オート設定と手動設定があります。オート設定の場合は、4回ほどスマートフォンの画面をタップするだけです。
手動の場合は、手動で台紙に記載されているアクセスポイント情報の、名前とAPNを記入するだけで、4回ほど画面をタップだけです。
iPhoneの場合
iPhoneの場合は、プロファイルのダウンロードが必要です。
このプロファイルのインストールは、初めて行う場合はちょっと不安かもしれないですね。
APNの方法は、SIMカードと一緒に付いてくる「はじめてガイド」や、メンバーズステーション・サポートページからアクセスできます。
iPhoneの場合、注意するポイントが1つあります。
iPhoneではAPN構成プロファイルは1つしかインストールできません。通信事業者を変更する場合は、これまで設定されていたAPN構成プロファイルの削除が必要です。
そうなんです。
iPhoneは、プロファイルが1つしかインストールできないので、今まで利用してきたプロファイルは、一度削除しなければなりません。
楽天モバイルのプロファイルがインストールでき次第、また改めて、現在利用している通信会社のプロファイルと入れ替えが必要になります。
この点に、少し難があります。
しかし、楽天モバイルのプロファイルの手順は、「はじめてガイド」にあります。
また、楽天モバイルのプロファイルのインストールが終了し、元の通信会社のプロファイルに戻すときも、ほとんどの通信会社のホームページにプロファイルのインストールまでの手順は紹介されています。
楽天モバイルとのプロファイルの入れ替え作業を行う前に、必ず、現在利用している通信会社のプロファイルインストールの手順を確認してから、プロファイルの入れ替え作業を行ってください。
Aterm MP02LNと楽天モバイルスーパーホーダイの相性は?
楽天モバイルスーパーホーダイのSIMカードの開通作業が終わったら、Aterm MP02LNにスーパーホーダイのSIMカードを入れます。
電源をONにすると、自然とルーターが起動し、Wi-Fiが利用できるようになります。
あとは、スマートフォンのWi-Fi設定で、Aterm MP02LNを覚えさせると、すべて終了になります。
楽天モバイルスーパーホーダイと>Aterm MP02LNを実際に使ってみたレポート
実際のところ、楽天モバイルスーパーホーダイのSIMは、以前に話した通りデーター容量2GBのものです。
なぜ、データー容量2GBのプランを利用するかは、「楽天モバイルを利用し、自分流の格安モバイルルーターを作成 前編」を、ご覧ください。
https://lifemarket10-blog.com/post-2488
従って、条件は以前にお話したことと全く同じです。
モバイルルーターとしての使い勝手 回線接続範囲
回線接続範囲においては、非常に満足できる状態です。
Aterm MP02LNにスーパーホーダイSIMカードを挿入して1カ月間の利用において、モバイルルーターの回線が繋がらなかったということは、一度もありませんでした。
「さすが、docomo回線!」と、非常に関心しました。
以前使用していたWiMAXは比較すると、利用接続範囲において比較対象には全くなりません。
私のように、都会でなく地方の山間部に住んでいる者にとっては、これだけでもう「使える!」と、判断していしまいます。
モバイルルーターとしての使い勝手 通信スピード
通信速度は、以前もお話したように、基本2GBのみ高速通信です。しかし、2GBのデーター容量ではルーターとして利用する場合、非常に少なすぎます。
私の場合、3日位で2GBを利用してしまうような感じです。その後は、高速通信ではなく低速通信を利用するようになります。
この低速通信の速度は、1Mbpsです。
また、低速通信の場合、12:00~13:00と、18:00~19:00の間の通信速度は、毎日300Kbpsになります。
実際のところ、1Mbpsの速度でどこまでできるのか、楽天モバイルの紹介ページにあった通りのことができるのか、また、300Kbpsの速度ではどこまでできるのかを経験してみました。
それが以下の表です。
楽天モバイル | 1Mbps | 300Kbps | |
メッセージ・メール | 快適 | 快適 | 多少待ち時間あり |
Webプラウジング | ストレスなく閲覧可能 | ストレスなく閲覧可能 | 多少待ち時間あり |
地図・ゲームアプリ | ストレスなく閲覧可能 | ストレスなく閲覧可能 | ゲームはストレスあり |
動画再生 | 問題のないレベル | 動画による | 動画による |
アプリダウンロード | まぁ耐えられるレベル | 待機時間が無駄になる場合が多い | 利用不可 |
通信速度の実感は、あくまでも個人的な感想を中心としています。それを踏まえてご覧ください。
1Mbpsの速度においてどこまでできるか
メッセージ・メールは、快適とは言いませんが、普通に通信できます。LINEのやり取りもストレスフリーです。
Webの閲覧も特に引っかかることはなく、スムーズに作動します。
地図・ゲームアプリ、地図は問題ありません。通常通りの動きです。ゲームアプリは、ゲームにより違いがあります。データーの交信が多いあるいは重たいゲームであると、おススメしません。
データーを受け取るだけの一方通行のゲームであれば問題ありません。
動画は、You Tubuの場合は1000pまでの画質だと問題ありません。動画のスタートにストレスがない状態です。
その他、配信先のビットレート次第では、もう少し高画質が視聴可能な場合もあります。
アプリダウンロードに関しては、これだけ期待しない方が良いです。通信状態が良ければ、ゆっくりですがダウンロード可能です。
しかし、状況が悪ければ、なかなかダウンロードが終了しません。
300Kbpsの速度では何ができるか
300Kbpsの速度では、本来の制限に近いです。
とりあえず、メッセージ・メールと、Web閲覧、そして地図においては、電波状況下良ければ問題なく利用できます。しかし、多少のストレスは覚悟した方が良いです。
ゲームアプリに関しては、プレイはあまりお勧めしません。プレイ開始に時間がかかり、途中中断は必ずあります。
動画の視聴においては、You Tubu の場合、最低画質であれば問題なく視聴できます。
その他の動画は、配信先にもよりますが、昨今動画の配信画質は上がってきているので、全体的には視聴はあまり期待できません。
しかし、最低画質の場合、視聴できる配信先もあります。ここは、300Kbpsでチャレンジしてみないとわかり辛いかもしれません。
アプリダウンロードは、以ての外です。考えない方が良いです。
モバイルルーターとしての使い勝手 料金
楽天モバイルスーパーホーダイ2GBをモバイルルーターとして利用した場合のコスト面です。
コスト面においては、非常に安いと言えます。
通常、楽天モバイルスーパーホーダイ2GBの通常料金は、2,980円です。これが、楽天会員になると1,500円の割引になるので、月々1,480円の利用料になります。
この楽天会員の割引期間は、1年間になります。
2年目からは、元の金額の2,980円に戻ります。
1年目の料金は、非常に魅力のある料金です。それから考えると、2年目からの料金が高く感じることもあります。
しかし、2年目からの料金を、通信制限なし(1Mbpsはすでに通信制限になっている)で使いたい放題(すでに通信制限を受けているので上限なし)と考えて、MVNOの業界全体を見ると、安い料金と考えられます。
金額はすべて税抜きです。
モバイルルーターとしての使い勝手 ルーター
ルーター端末の感想は、前回お話しました通りなのですが、あえて感想を再度お話します。
モバイルルーターは、NECプラットフォームズ(株)のAterm MP02LNです。
非常に軽く、コンパクトなのでポケットに入れて持ち運びができます。また、ポケットの中でカサバルこともありません。
2.4GHz帯と5GHz帯の利用ができます。
非常に使いやすいモバイルルーターです。利用時は、「小さいながら頑張ている」と、いう印象を受けました。
しかし、注文をいうのであれば、もう少しバッテリーの持ちが長ければというところでしょうか。
SIMフリーのモバイルルーターをお探しの方には、是非お薦めのルーターです。
尚、楽天モバイルでも、Aterm MP02LNを取り扱っています。しかし、楽天モバイルで購入すると、分割購入はできますが、SIMカードと一体で購入することになります。
この場合、一体で購入することになるSIMカードは、スーパーホーダイのSIMカードでなく、組合せプランのデーターSIMカードになります。
Aterm MP02LNはルーターです。従って、基本的に音声通話SIMであるスーパーホーダイSIMカードは、ルーターの中に挿入するSIMカードではないのです。
スーパーホーダイSIMは、あくまでもスマートフォンに挿入し、音声通話もデーター通信も行うSIMカードなのです。
この様な理由で、スーパーホーダイのSIMカードとAterm MP02LNを一体として、販売は行っていないのです。
単体でAterm MP02LNを入手するには、大手ECサイトなどでの購入がお勧めです。
Aterm MP02LNをスーパーホーダイSIMで使った まとめ
前半は、スーパーホダイのSIMの開通についてのお話でした。
iPhoneのプロファイルの入れ替え作業は、少し高度な作業かもしれません。もし、自身のない方は、自分一人で実施するのは、おやめになった方かよいでしょう。
後半で述べた、スーパーホーダイ2GBプランと、Aterm MP02LNの組合せは、結論を言うと、「非常にあり!」と、言うことです。
この金額で、使えない地域がまずない、そしてほとんどの事ができる、となると、非常に買いです。
人気絶賛の〇〇〇〇Wi-Fiよりも、格段に良いのではないかと感じます。その理由は、また別の機会にお話いたします。
もし、あなたも興味があれば、是非挑戦してみて下さい。但し、iPhoneの場合のプロファイルの入れ替え作業は、ご自分の責任でお願いいたします。